10:30 控室

戻ってきた仮面宣伝マンはもう汗だく。「いや~みんな熱いな~、ありがたいね~、しかし、あのスペースじゃ近すぎるよ~(笑)。仙台をなめていた」と、喜びと驚きを隠せないようだ。

 

10:45 2回目の登場

 

威風堂々、課外授業に向かう宣伝マン
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2回目もほぼ同じ人数が集まってくれて、1回目と同じ熱気を感じることができ、東北最大の都市・仙台の圧倒的なパワーを文字通り体感。

映画が公開したときには、この何十倍もの人たちが劇場に押しかけてくれるんじゃないかな? という期待が膨らんだのは言うまでもない。

 

11:25 気分をよくして「MOVIX仙台」を出発

 

勝運をもらいに楽天スタジアムへ
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次の地に向かう前に八戸、盛岡と同じようにどこか仙台の名所に立ち寄ろうということになり、悩んだ結果、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天Koboスタジアム宮城」に向かう。

昨年日本一になったイーグルスの「勝運」を授かろうというわけだ。

とはいえ、練習中のスタジアムの中には入れない。いや、練習していなくても簡単には入れてもらえない。だが、中に入れなくても、その空気をまとうことはできるはず。仮面宣伝マンはスタジアムをバックにそう思ったのだった。

 

12:21 東北新幹線「はやて」と「こまち」の連結車輛で一路福島へ

 

乗車時間はわずか22分。

その間に昼食の「極上《厚切り》牛たん弁当を食す。

ちなみにこの弁当、箱の横の紐を一気に引き抜くと、わずか数秒でご飯も牛たんも熱々になる仕掛けで、蓋をあけた途端に白い湯気と牛たんの美味しそうな香りがあたりに漂う。

だが、ゆっくり味わっている時間はない。ガガガ~っと駆け込んでいるうちに福島に到着。タクシーで劇場へ向かう。

 

12:55 「フォーラム福島」に到着

 

3棟からなるこちらの劇場は6スクリーンあるものの、いわゆるシネコンスタイルではなく、ミニシアターの匂いを感じさせるところ。

今回はその「フォーラム5、6」がある建物のロビーをお借りしたのだが、ドアを開けて中に入ると、そこには、ちょっと前の仙台の衝撃がまる嘘だったかのようなのんびりした時間が流れていた。でも、ここでもすでに熱心なファンが待ってくれていた。

13:30 1回目の登場

最終的に集まってくれたファンはちょうど20人。仙台の7分の1か8分の1の人数だが、これはこれでファンの方の温もりが伝わってくるし、アットホームな感じがして心地いい。

 

  

仮面宣伝マンもどこかリラックスしているようで、例によってスケッチブックを使って挨拶し、これからやることの説明をする彼と、それを静かに聞きながら、時折「紙をめくるスピードが速すぎる~」と言うお客さんの図式が小さな学校の先生と生徒のようにも見えて、なんだか微笑ましい。

ここでの限定プレゼントは、1月11日に東京・赤坂の日枝神社に配布された「謹賀新年」の文字が入った『仮面ティーチャー』の特製ステッカーだ。ところが、それが発表されると「え~、新作じゃないの~? それは持っているから新作が欲しい」と言う女性が。え~っ、なんで持ってるの?

聞けば、1月11日にわざわざ福島から上京して日枝神社で「謹賀新年」バージョンはゲットし、この日はこの日で、娘たちと一緒にひとつ前の「MOVIX仙台」にも遠征したという。
なかなかの強者ファミリーだ。