東北最大規模の水族館であるアクアマリンふくしま。広い敷地内に多くの展示施設が散りばめられています。屋外施設も多く、ソーシャルディスタンスを取りやすい同施設の2020年を楽しむ方法をご紹介します。
福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまは東北最大規模の水族館。
その広い面積に屋内の水槽だけでなく、海の生き物と触れ合える世界最大級のタッチプール「蛇の目ビーチ」や、縄文時代の環境を再現した「わくわく里山・縄文の里」など、屋外の展示施設もたくさんある上に、子ども向け展示施設である「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」も常設。
子どもと楽しく時間を過ごすことができます。
2000年の開館より、ちょうど20年が経ったアクアマリンふくしま。東日本大震災もコロナ禍による閉館も乗り越え、パワーアップして開館中です。
五感で楽しむ「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」
「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」は、釣り場がある子ども向けの体験型施設です。
水槽には大迫力なウツボや、どこにいるのかわからないトゲヨウジなど、気になる魚がたくさん展示されています。
子どもと命の教育を受けられる「釣り体験」
2020年夏も体験できるアクティビティが「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」の屋外エリアで行われている「釣り体験」。釣りをしたことのない人でも簡単に釣ることができます。
10:00~14:00に体験できる釣り体験は、手ぶらで参加OK。竿のレンタル代が1,000円、魚1匹につき、100円を支払います。
実は釣り上げた魚は必ず食べるのがルール。釣った魚はその場で唐揚げにしてもらえますが、持ち帰りはできず、全部食べなくてはなりません。そのため、自分のお腹と相談しながら、釣る量を決めることになります。
釣り方はスタッフの方が教えてくれるので安心。餌のオキアミをつけて、水面に釣り糸を垂らしたら……
入れた瞬間に食いつかれました。ビチビチと跳ねるマアジに、生きている手ごたえを感じます。
バケツに入れ、屋内のカウンターに持っていくと、さっそく調理していただけます。あっという間に、油の中へ。3分ほどで唐揚げになりました。
先ほどまで生きていた魚を自分で釣って、食べるというのは貴重な食育体験。唐揚げは衣はカリカリ、身はふんわり。魚が苦手な子でもチャレンジできる味になっていましたよ。
とにかくキュート!今年生まれのフェネック!
「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」では、今年生まれのフェネックの赤ちゃんの展示が7月15日から開始されました。
赤ちゃんの気分次第ではありますが、小屋から出てきて、ママと遊んでいる姿が見られそうです。
タイミングが合えば、餌やりの時間に遭遇できるかも!
「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」エリアでは、解説にマンガを利用したり、子ども向けにわかりやすいものだったりがたくさん。子連れで来館する際には絶対に押さえたいエリアです。
ダイナミックに海を体験できる「蛇の目ビーチ」
「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」の隣接エリアにあるのが、海の一部を切り取ったかのようなタッチプール「蛇の目ビーチ」。
魚やヒトデ、ナマコなど様々な生き物が放されており、水の中にジャブジャブと入って、自分で生き物を探して、触れることができます。五感をフル稼働させて生き物と触れ合える貴重な体験ができます。
タッチプール脇には足洗い用の水道があり、海水を洗い流すことができます。「予定外に服まで濡れてしまった…」という時には、売店へGO! Tシャツや下着、サンダルの販売もあるので、購入して着替えれば大丈夫ですよ。
フォトジェニックな「潮目の大水槽」で記念撮影を
アクアマリンふくしまのメイン水槽とでもいうべきなのが、福島沖の潮目を表現した「潮目の大水槽」という展示。
福島沖の海は親潮と黒潮が出会う潮目になっていて、それが多種多様な海の生態系につながっています。
「潮目の大水槽」は一度に親潮と黒潮の水槽を見ることができる水槽。印象的な三角屋根の通路はフォトジェニック。ぜひこの辺りで記念写真を撮ってみて。