「妻はもともと夜のベッドは淡白なほうで、僕は普通に欲はあるけれど妻に行為を無理強いしてまではと思っていて、結婚を考えたときも特に問題とは思っていませんでした。
結婚後は子どもを作ることをふたりで話し合って決めて、そのときは幸せな時間でしたね。
問題は長女を産んでから妻の欲がさらに減ったことで、赤ちゃんの世話で大変なのは見てわかるし僕もできる限り一緒に動いて、夜も妻のしたいように過ごしてもらっていました。
長女が2歳になった頃から『二人目はどうする?』と話題にしたけれど『そのうち』と正面から取り合ってもらえなくて、誘っても当たり前のように『無理』と断られるばかりで、さすがにストレスが溜まってきました。
レスは避けたいけれど妻はスキンシップも嫌がるようになって、気がつけば夫じゃなくて娘の父親としか見られておらず、それでも『やりたがる男』と思われるのも嫌で我慢していました。
妻のことはまだまだ女性として好きだし二人目もほしい僕は、行為じゃなくて『君との子どもがほしい』と愛情を込めて伝えていたのですが、仕事に復帰した妻からは『そればかり』とやっぱり冷たい言葉が返ってきて、自信がなくなってきましたね……。
あるとき、長女がきょうだいのいる友達のことを『うらやましい』と話すのを聞いてその夜妻に『もうひとり作らない?』と聞いたら、『あなたって本当にそれしか頭にないの?』と呆れたように笑われて、そのときもうダメだなとはっきり思いました。
きょうだいをほしがる娘のことをまったく気にしていないし、僕の気持ちもまったく受け入れないばかりか小馬鹿にするような女性と、結婚生活は送れません。
妻は仕事を理由に育児も手を出さないことが増えていたし、娘も僕のほうに懐いていたので離婚を決意、申し出たら『いいわよ』とあっさりと返されて、虚しかったですね」(40歳/自営業)
男性にとって、スキンシップを拒否されるのは自尊心が傷つくほどショックを受けること。
「そればかり」と思われたくないから迫ることもしなかったのに、どこまでもこちらの欲を小馬鹿にするような妻の姿は、愛情を感じることはできないですよね。
レスは夫婦間の絆を危うくするものですが、それを加速させる妻とは、やっていけないと感じるのが当然と思います。