鈴木亮平が主演する日曜劇場「下剋上球児」(TBS系)の最終話が、17日に放送された。弱小野球部が甲子園を目指す3年間の軌跡を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くこのドラマは、『下剋上球児』(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画されたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじは全てフィクション。(*以下ネタバレあり)
星葉高校にサヨナラ勝ちし、ついに決勝進出を決めた越山高校野球部。しかし勝ち進んだとしても、甲子園出場には多額の費用がかかることが発覚。丹羽校長(小泉孝太郎)は、地元の有力者たちを集めて融資を募る。
そんなこととは知らず、南雲(鈴木亮平)の家で決勝への決意を固める部員たち。3年生にとっては、高校生活最後になるかもしれない試合、そしてその後の進路について思いをめぐらせるのだった。
そんな中、大学からスカウトを受けていた根室(兵頭功海)は、そのことを姉の柚希(山下美月)に言えずにいた。さらに犬塚(小日向文世)はある決意を固めていた。
そしていよいよ決勝当日。星葉高校の応援団も越山の応援のために駆け付けるなど、越山高校への応援が高まる中、南雲と生徒たちの“日本一の下剋上”が懸かった、運命の試合がスタートする。
放送終了後、SNS上には、「最高の青春に感動した。野球最高!」「あー終わってしまった。毎回涙なしには見られなかった。高校3年間を部活にささげてきた人の心臓をわしづかみにしてくるドラマだった。あの頃の悔しさもうれしさも、試合に出る緊張感も、うまくいかない日々も、一気に思い出してセンチメンタルになる日曜日だった」など、最終回を惜しむ声が上がった。
また、「甲子園に行くって分かっていて、ここまで感動できるのがすごい」「日本一の下剋上を見せてもらいました。南雲監督、山住先生(黒木華)と共に勝ち取った優勝おめでとうございます。『諦めなければ次がある』。この言葉に勇気をもらいました。ありがとうございました。球児役の若手俳優さんたちの今後の活躍を期待しています」など、感動を伝えるコメントもあふれた。