「ストレスなく食べる」を意識する
食事は、単純な生命活動の点でも決してないがしろにしてはならず、「食べる」ことは活動のエネルギーを生む根源です。
それでも、落ち込みがひどいときはそれが重労働になり、つい放置してしまいます。
食べないでいる、目についたものをいい加減に口にするのは、いつまでも元気な自分から遠ざかることを、忘れてはいけません。
食欲がないときは、「ストレスなく食べる」ことを心がけましょう。
それでは、どんな食べ方がいいのでしょうか。
「手軽さ」が大事
今はコンビニエンスストアに走ればお弁当でもカップ麺でもすぐ手に入ります。
それすら面倒なときは、ネットスーパーなどを利用するのも手。
食欲がないときは、食事についてあれこれ考えることがそもそもストレスになるので、手軽さが大切です。
普段から食事に気をつけている人なら、つらいときでも「自炊しなければ」「栄養第一で考えなければ」といつもの自分で動こうとしますが、そんな無理がかえって心を追い詰めます。
いつもは手にしないプロテインバーや栄養素の詰まったゼリー状のパックなどは、手軽に栄養補給が叶う優れもの。
毎日それだと栄養の偏りが気になりますが、元気がなく食欲がないときはいわゆる「一時しのぎ」として利用するのも、悪いことではありません。
何も食べずにいる状態を防ぐのが目的なので、好みの味のものを口に入れてみて食べやすさを把握しておくと、次に何かあったときも助けてもらえますね。
「消化に良いもの」を選ぶ
元気がないときは、内蔵の動きも鈍くなります。
食欲がないけれど、「それでも何か食べなければ」と焦ってしまう人がいますが、体に入れるなら消化に良いものを選ぶのが体に負担をかけないコツです。
スープやお味噌汁などの汁物は、内臓のはたらきも優しくなるためおすすめ。
カップで売られているものも多く手軽に食べられるのがメリットで、たとえば具材の入ったお味噌汁に塩おにぎりを一つ足すだけでも、内蔵は刺激を得て動き始めます。
筆者ははるさめスープが好きで家にストックしていますが、汁物は内蔵に負担をかけずに体をあたためてくれるため、心がほっとします。
食欲が出ないときは、無理に固形物を取り込むのではなく消化の良さから食べやすいものを選ぶのも、エネルギーを蓄えやすくなります。