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 奈緒と木梨憲武がW主演するドラマ「春になったら」(カンテレ・フジテレビ系)の第1話が15日に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は、「3カ月後に結婚する娘」と「3カ月後にこの世を去る父」が「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく、ハートフルなホームドラマ。

 助産師の椎名瞳(奈緒)は、6歳のときに母を亡くして以来22年間、父・雅彦(木梨)と反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って暮らしてきた。助産師の仕事にも誇りを持ち、家族の新しい始まりの瞬間に立ち会う日々に幸せを感じている。

 一方の雅彦は、頑固で破天荒な自由人。男手一つで育てた瞳を心から愛し、持ち前のキャラクターと話術を生かして敏腕実演販売士として働いてきた。

 そんな父と娘が迎えた2024年の元旦、瞳はおせち料理を前に、雅彦から「報告したいことがある」と切り出される。瞳もまた雅彦に報告があったため、2人は「せーの」で同時に発表することに。

 すると瞳は「3カ月後に結婚します」、雅彦は「3カ月後に死んじゃいます」とそれぞれ告白し、父と娘は互いにがく然。雅彦は、瞳の恋人・川上一馬(濱田岳)が10歳年上の売れないお笑い芸人だと知ると、結婚に猛反対。対する瞳も、ステージ4の膵臓(すいぞう)がんだという雅彦の告白をつまらないうそだと決めつけ、反対されても絶対に結婚すると言い張る。

 後日、瞳は一馬と結婚するなら「死んでも死にきれない」と言う雅彦の言い分を確かめるべく、またうそであってほしいという願いを胸に、主治医のもとを訪ねて…。

 放送終了後、SNS上には、「繊細ですてきなお話で、いっぱい笑っていっぱい泣いた」「私も親をがんで亡くしているので重なってしまう。福山雅治さんの歌で涙腺が崩壊した」「新しい命の誕生と共に、自分の父親が余命3カ月だということが分かり、今までの思い出を振り返る場面の対比が切なくて泣きまくった」などの感想が投稿された。

 また、奈緒と木梨が演じる椎名親子について、「本当にどこかにいる親子みたい」「今日も下町のどこかで、あの親子が暮らしていそう」「とても自然ですてきな親子。ノリさんの演技が好き」といった声が寄せられた。