2022年秋に開園して以来、多くのファンに親しまれている、愛知・長久手市の「ジブリパーク」。愛・地球博記念公園内にあり、「スタジオジブリ」の世界観を表現したオブジェや建物が点在する公園施設です。
一方で、通常の営業時には一部を除き撮影が禁止されていることもあり、「どんな場所なのか気になる!」とのファンの声も挙がる同施設。
今回は2024年3月16日(土)に開園するジブリパークの新エリア「魔女の谷」を中心に、気になる施設の内容をご紹介します。
ジブリパークの新エリア「魔女の谷」開園!
1:『魔女の宅急便』の世界観を表現した建物
「魔女の谷」は魔女が登場するスタジオジブリ作品をイメージしたヨーロッパ風のエリアです。エリアには、作品の世界観を表現したオブジェや建物が並びます。
「グーチョキパン屋」は『魔女の宅急便』の主人公キキと黒猫ジジが暮らしたパン屋を表現した建物です。ヨーロッパの伝統的な木造建築技法であるハーフティンバー様式の2階建てで作られており、1階のパン屋では実際にパンを購入することもできます(※売り切れの場合はご容赦ください)。
『魔女の宅急便』の主人公キキが魔女の修行に旅立つ前まで過ごした2階建ての家「オキノ邸」では、家の前にある庭園に、四季にちなんだ花や草が植えられています。
母親のコキリが薬を作っている魔女の店や(※商品は販売されていません)、客間や居間、台所、キキの部屋、魔女を研究している父親の書斎があり、オキノ一家の生活を垣間見ることができます。
2:『ハウルの動く城』の“動く城”も登場!
魔女が出てくる作品と言えば『ハウルの動く城』も。
『ハウルの動く城』に登場した、生き物のような形をした存在感のある城(高さ約20m)では、1時間に数回、城の一部が動き煙をはく、まさに“動く城”の演出が見られます。城の周辺には劇中を彷彿させる荒地が広がり、かかしのカブがたたずんでいます。
城は2階建てで、正面の階段から1階に入ると、薄暗い雰囲気の中に居間があり、カルシファーの炉や流し台、テーブル、ソフィーの部屋などがあります。2階にはハウルの寝室やハウルの衣裳部屋、ハウルのアトリエのほか、浴室やマルクルの部屋があり、城の中での生活を伺えます。
また、『ハウルの動く城』の主人公ソフィーが切り盛りする2階建ての帽子店を表現した「ハッター帽子店」も登場。
ヨーロッパの伝統的な木造建築技法であるハーフティンバー様式の外観が印象的で、中庭から建物の奥に進むと、ソフィーが帽子を製作する作業場をのぞくことができます。
1階のショップ「ハッター帽子店」ではオリジナルのキャンディー缶や帽子を販売。中庭から2階に上がると魔女や魔法にまつわる書籍が揃う本屋「魔女の本棚」があります。
3:『アーヤと魔女』の世界観も堪能!
『アーヤと魔女』からは、主人公アーヤが引き取られた家を表現した「魔女の家」が登場。魔女ベラ・ヤーガの作業部屋やアーヤの寝室などがあります。
ベラ・ヤーガの作業部屋はあやしげな雰囲気に満ち、ミステリアスな魔法の材料が隙間なく置かれています。アーヤの寝室の壁には“のぞき穴”も⁉
ちなみに、魔女の谷にある「オキノ邸」、「ハウルの城」、「魔女の家」、および「地球屋」(青春の丘)、「サツキとメイの家」(どんどこ森)の各建物内部を観覧するためには、「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」が必要です。