公式オンラインショップ販売価格で3万円を切る「OPPO A79 5G」。公式以外の購入先は、OPPOのウェブサイトで確認できる(写真はグローグリーン)

家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、2023年に販売されたキャリアフリー(オープンマーケット版)のAndroidスマートフォン(スマホ)の販売台数No.1メーカーは、タブレット端末や完全ワイヤレスイヤホンも手がける「OPPO(オッポ)」だった。シェアは31.6%。そのOPPOが、明るく見やすい約6.7インチの大画面ディスプレイと立体サウンドが楽しめるステレオスピーカーを備えたAシリーズの最新モデル「OPPO A79 5G」を発売した。今回はその魅力を紹介しよう。

大画面なのに驚きの軽さ! シニア・キッズの“ケータイ”からの乗り換えに最適

OPPOの「OPPO A79 5G」は、「オッポ エーナナキュウ ファイブジー」と読む。IP54相当の生活防水に対応し、カラーは、独特な輝きを放つ「グローグリーン」と、年齢や性別を問わず使えるスタンダードな黒の「ミステリーブラック」の2色。

22年10月発売の「OPPO A77」は5G非対応・4G通信のみで2万4800円という価格設定だったが、後継機種に相当する「OPPO A79 5G」は、約6.7インチのフルHD+液晶ディスプレイ(リフレッシュレート最大90Hz)を搭載し、5G通信に加え、Aシリーズで初めて「FeliCa」に対応するなど、ミドルレンジ機並みの高い機能・スペックをもちながらOPPO公式オンラインショップでは2万9800円と、価格は引き続き抑えられている。なお、販売価格は取扱い事業者によって異なり、一部のMVNO事業者ではさらに安く手に入る。ただし、ワイモバイル版はデュアルSIM非対応のシングルSIMスロット仕様となる。

カメラは、5000万画素の広角カメラと200万画素深度カメラを搭載し、ポートレートモードを使えば、ボケ感のある人物のポートレート写真も美しく撮れるという。約6.7インチの大画面は見やすく、実機を手に取ると、幅約76mm、重さ約193gの軽量スリムボディは、見た目とは裏腹にかなり持ちやすいと感じた。何より軽さと、上質感のあるデザインが心地良い。

ずばり「OPPO A79 5G」は、価格と機能のバランスから、従来型携帯電話(ケータイ)からの乗り換えや、塾や習い事に一人で通い始めた小学校高学年~中学生までの学生のスマホデビューにおすすめの1台だ。大きな画面で、いまのスマホに求められるカメラ撮影、音楽再生、決済、ポイントカード代わりのバーコードの提示といった日常的な使い方がスムーズに可能だからだ。ちなみに、ヘッドホン接続時にはFMラジオも聴取できる。

まだ現時点までケータイを利用し続けている方は、ケータイならではのバッテリーの持ちや軽さに魅力を感じ、あえてスマホを避けてきたはず。その点、「OPPO A79 5G」は5000mAhの大容量バッテリーに加え、33Wの急速充電に対応し、別売の対応充電器を利用すると、30分で約50%までの充電が可能なので、急にバッテリー切れに気づいてもフォローしやすい。「省エネモード」より消費電力を抑える「超省エネモード」も搭載しており、バッテリーの持ちを伸ばせるので安心だ。

AndroidをベースとしたOPPO独自の「ColorOS」には、サクサクな操作感・快適な使い心地がずっと続くよう、システム劣化防止機能を搭載。大きく見やすいアイコンと文字サイズの「シンプルモード」も用意する。

このほか、まだiPhoneは対応していない「マイナンバーカード機能(公的個人認証サービスをスマホで利用可能にするスマホ用電子証明書)」も利用できる。23年12月以降、マイナンバーカードの代わりに「スマホ用電子証明書」を搭載したAndroidスマホを利用して各種証明書が発行できる「コンビニ交付サービス」がスタートしており、居住する自治体に応じてさまざまな行政手続きが可能だ。

「おサイフケータイ」と呼ばれてきた「FeliCa」を利用した決済サービスはさまざまなサービスが提供されているが、今年2月から、「楽天ペイのSuica」「au PAYのSuica」に続き、電車やバスに乗車できる「モバイルSuica」と連携する「d払いのSuica」が始まった。これらスマホ決済サービスのチャージ残高や保有するポイントなどからの「モバイルSuica」へのチャージは、Androidアプリ限定の機能となっており、ポイントをたくさんためる活動「ポイ活」に熱心に取り組んでいる人なら、Androidスマホを1台保有しているとお得だ。3万円を切る価格帯ながらFeliCa搭載の「OPPO A79 5G」は、シニアや学生のはじめてのスマホはもちろん、iPhoneから乗り換える初めてのAndroidスマホにも最適といえるだろう。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。