理由は大きくふたつに分かれる? 3〜4歳ごろのベビーカー卒業
筆者の周囲では、3歳の後半あたりで使わなくなった、という意見が多く聞かれました。しかし、理由は大きくふたつに分かれるようです。
「周囲も3歳を過ぎたあたりから使わなくなっていたので、我が家もなんとなく3歳の終わり頃にベビーカーの使用をやめた記憶があります。
保育園の行き帰りは常にベビーカーは利用していなかったので、あまり違和感なく“ベビーカー離れ”してくれました」(看護師/44歳)
このように、「ベビーカーの耐荷重に近づいてきたのでなんとなく」という理由でベビーカーを使わなくなるという、いわゆる一般的な理由を挙げる家庭が多い印象でした。
周囲も徐々にベビーカーを使わなくなるので、子どもも自然に受け入れられるのかもしれません。
一方、なるほど! と感じる、ある“やむを得ない事情”でベビーカーを使わなくなる子どももいます。
2〜4歳ほどの歳の差があるきょうだいの場合、下の子がベビーカーに乗れるようになったタイミングで上の子が乗らなくなった、というのもあるあるなようです。
この年齢あたりだと、「疲れた」「歩きたくない」などの自己主張が出てくるようになる上に、ずっと抱っこしているのも辛い体重になることもあり、ベビーカー卒業で苦労したというパパ・ママも多くいました。
代替的に、この時期に子ども乗せ自転車を購入する家庭も多いようです。
5歳以上まで使う場合は注意点も
5歳ともなると、本来想定されているベビーカー使用の年齢からは少し外れてしまいます。しかし、5歳を超えてもベビーカーを使っていたというパパ・ママもいます。
「息子は同じ年齢の子の中でもかなり小柄なほうだったので、5歳を過ぎてもしばらくベビーカーに乗せていました。
ただ、保育園の子たちに少しからかわれてしまったようで……程なくして自分から乗らなくなってしまいましたね」(旅行関係/37歳)
「時々、『もうベビーカーに乗る年齢じゃなくない!?』という大きさの子がベビーカーに乗っていることがありますよね。私も独身時代はそういった子を見てギョッとしてたのですが、息子がまさにその状態になっていたと思います(笑)
買い物に行くにしても荷物を引っ掛けられて便利だし、なかなか手放せませんでした……」(自営業/38歳)
5歳以降も使用していたというパパ・ママが口を揃えて言うのが「便利で楽だからなかなか卒業できなかった」というもの。
持ち手にバッグがかけられるようにフックがつけられたり、飲み物を置けるようになっていたりと、子どもだけでなく大人も楽に移動ができるように工夫が凝らされたベビーカーも多いですよね。
年齢などはあくまで目安なので、安全に使用ができるうちは無理に手放す必要はないかもしれません。ただ、耐荷重を大きく超えての使用はベビーカーの破損などを招き、使用に危険が伴う場合もあるので、しっかり卒業時期を見極めましょう。