「地球の平和を守る為、遥か遠い宇宙からやって来た5人の戦士達」というヒーロー番組のようなコンセプトで活動するUCHUSENTAI:NOIZ。
精力的なライブ活動でファンから熱い支持を集めているのはもちろんのこと、8年前からフィリピンの恵まれない子どもたちへの慈善活動でも注目されています。
そんなUCHUSENTAI:NOIZのAngel Voice(ボーカル)、ANGEL-TAKAさんに、これまでの活動を語っていただきました!
――UCHUSENTAI:NOIZ(以下NOIZ)というバンドの、コスプレ的な要素を取り入れた「戦隊」というコンセプトは当時すごく革新的だったと思うんです。
ANGEL-TAKA:当時はよく考えて決めたわけじゃなく、子供の頃になりたかったものを集めただけなんですけどね。ヒーロー物が好きで、ロックスターも好きで、SF映画も好きなので、好きなものを全部集めたら「宇宙戦隊」になった、みたいな(笑)。
――「あえて変わったことをやろう」みたいな計算はなかったんですね。
ANGEL-TAKA:シンプルに何にも考えずに決めちゃったんです(笑)。たしか99年か2000年くらいに宇宙戦隊ってコンセプトを始めて…、うーん、言いたくない年数になってきましたね(笑)。
なので、当時は長続きさせる気持ちも無かったんですよ、飽きたらやめようかなって感じで、ホントにノリで決めただけだったんです。
――コンセプト変更と共にデジタルなロック路線になったのでしょうか。
ANGEL-TAKA:元はポップなパンク系だったんですけど、SFチックな雰囲気を出そうとして、だんだんと打ち込みの音を増やしていったとは思うんですけど。
――バンド名からだんだん音楽性も変化していったと。
ANGEL-TAKA:そうですね、もちろんそういうのも元々好きだったというのもあるんですけど。
――NOIZはライブのノリもすごいですよね。ちょっと伺いたいのですが、ヴィジュアル系のノリの中で、体全体でヘッドバンキングするような「折りたたみ」という動作があるじゃないですか。アレは一部ではNOIZが最初にやったのではという説があるんですね。ご本人的にはどうお考えですか。
ANGEL-TAKA:僕は「折りたたみ」って言葉は最近知ったんですけど(笑)。僕はアレを10年ちょっと前くらいに始めて、どうしてかっていうと当時の衣装は首周りがゴツくて、首を曲げることができなかったんです。だから、ヘッドバンギングよりも大きく腰を曲げたら「お!これはカッコいいぞ!」って(笑)。言われてみたら…もしかしたらそれが「折りたたみ」の始まりかもしれないですね(笑)。