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旨味たっぷりのラーメンをすすりつつ、箸休め的に炒飯をかきこむ……炭水化物・オン・炭水化物を一緒にいただく魅惑のメニュー「ラーメン+炒飯」。
町中華を愛する人にとって鉄板とも言えるこのセットですが、個人の町中華店が減少し続ける今、口にする機会も比例して減ってきているようにも思います。一方、町中華のメニューを展開する大型チェーンであれば、やはりこの魅惑のメニュー「ラーメン+炒飯」を気軽に口にすることができます。
というわけで、町中華チェーンとも言うべき「幸楽苑」、「日高屋」双方の「ラーメン+炒飯」を食べ比べ。双方の個性と特徴に迫ります。
「幸楽苑」は昔ながらのシンプルな味を死守。独自マシンで調理される炒飯の安定感も◎
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全国に383店舗を展開する「幸楽苑」。看板にも掲げられている通り、昭和二十九年創業の老舗中華料理ですが、どの店舗も比較的大きめのキャパシティ。
その上で、定番の町中華メニューを美味しく、合理的にサーブするため、人力だけでなくさまざまな調理マシンを備えているのも特徴です。
こういったことから多くの人に愛される町中華のチェーンを作った先駆的ブランドと言っても過言ではありません。
そんな「幸楽苑」の「中華そばチャーハンセット(平日10時~15時販売)」をいただきました。
まず、ラーメンは琥珀色のスープに、鶏ガラなどの風味を感じる「ザ・町中華」の味わいで、まさに「幸楽苑」の矜持を感じるシンプルかつ滋味深い味わい。
このスープに合わせる喉コシ抜群のツヤツヤの多加水麺、豚バラ肉ベースの旨みたっぷりの焼豚なども絶品です。
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そして、このラーメンをいただきつつ、時折レンゲを入れていくのが炒飯です。
「幸楽苑」の炒飯は独自マシンで調理されるもので、お米一粒一粒に、均一に油や味付けがコーティングされている印象で、これもまた美味。ラーメンと一緒に食べてもお互いの味を邪魔しないように思いました。
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この味わいにして790円という価格もまた嬉しいところ。「ラーメン+炒飯」を美味しく気軽に食べたいときは「幸楽苑」はかなりオススメだと思いました。