「自家用車のタイヤの空気圧点検に関する意識調査」より

ここで、一般社団法人日本自動車タイヤ協会が実施した、20代~50代の自家用車を所有するドライバー男女400名を対象に「自家用車のタイヤの空気圧点検に関する意識調査」を調べてみました。

なんと74.3%のドライバーが、消費税増税に合わせて、「特に車への出費は変化させない」と回答しており、増税後に車を使う金額も58.8%が変わらないと答えており、消費税増税に対するあきらめとも見える姿勢になってしまっています。

 

「自家用車のタイヤの空気圧点検に関する意識調査」より

一方で何らかの増税対策を検討し行っている人(増税対策派)は、日頃から燃費を意識した運転を行っていることが多く、タイヤの空気圧点検への意識は73.8%と極めて高い数値を示しました。「空気圧の適正化で燃費を節約できるなら定期的に行いたい」との声もあり、増税対策派は節約意識も点検意識も高いドライバーが多いとの結果になりました。

 

「自家用車のタイヤの空気圧点検に関する意識調査」より

 

「自家用車のタイヤの空気圧点検に関する意識調査」より

しかし、このような数値が出たにもかかわらず、実際にメンテナンスを普段から行っている人の割合は、42.5%と過半数を割ってしまい、自身の所有する車の適正空気圧を知っている人は41.3%と半数以上が知らないという結果になってしまいました。

 

「自家用車のタイヤの空気圧点検に関する意識調査」より

また実際月に1回以上の適切な頻度でタイヤの空気圧点検を行っている人は24.1%とかなり低い数値に落ちてしまいました。まさに、わかってはいるけど…実際はやっていないとの意識の低さがにじみ出た調査結果となってしまいました。

ここで適正値に点検を仮に全員が行えば、増税分の燃料費の上昇分の出費くらいは、燃費向上と引き替えに確保できることになります。空気圧はあまり高くしてはバーストの危険が高まりますが、1割増し程度であれば、タイヤ本体も十分耐えるので、更に転がり抵抗が減少します。走行感覚が変わるので一概にオススメはできませんが、一度試してみるのも一つの手法でしょう。