会議室でセッティングをして、とある人を待ちます。
仁王立ちで会議室の扉が開くのを待つ僕。
中島かずき……編集者、劇作家、小説家、脚本家。『キルラキル』では、原作・シリーズ構成・脚本をてがける。
劇団☆新感線の座付作家を務めながら、『クレヨンしんちゃん』『ゲッターロボサーガ』などの編集も担当。その後『天元突破グレンラガン』『大江戸ロケット』などの脚本や『仮面ライダーフォーゼ』のメイン脚本を務める。
要するにえらい人。
すしお……アニメーター、イラストレーター。『キルラキル』では、キャラクターデザインと総作画監督を務める。
『新世紀エヴァンゲリオン』や『劇場版ONE PIECE』『天元突破グレンラガン』などの作品に参加。ももいろクローバーZの衣装デザインもてがけている。
要するにめちゃくちゃ絵が上手い。
そんな初対面のお2人に、「一言も言葉を交わすことなくチンポを見せつける」というテロみたいな行為を行う僕。
そう、ここは『キルラキル』を制作している株式会社トリガーさんのオフィスなのだ!
無言のお2人。
※ピンク色の照明は、1分以上点けているとフィルムが熱で溶けるため消してあります
僕「そんなわけで、こちらの『実写版・美木杉愛九郎』をぜひ、お2人に公認していただきたいのですが…」
中島さん「いや、そうは言っても思いっきり出てますからね。アニメだとその部分に拳銃がついていて見えないようになっているし…。それだと公認できないですよ」
僕「なるほど…。では、こちらはどうでしょう」
僕「実写版・DTR(道頓堀ロボ)です」
そう、「もしかしたらチンコが丸出しだと断られるかもしれない…」というわずかな可能性も考慮し、完全に見えないバージョンも用意していたのです!
この「DTR(道頓堀ロボ)」とは、『キルラキル』で美木杉が搭乗するなんとも個性的なメカ。
何を考えて作ったのか、作者を問い詰めたくなる造形ですね。
実写版キルラキルのオファーが来ることを想定して、そんな「DTR(道頓堀ロボ)」も100%の精度で再現しました。いやー、我ながら完璧すぎる仕事ぶりですね…。これで公認獲得は堅いでしょう!