フレーバーは5種類、一番人気は?
店長にお願いして半分に切ったものを試食させてもらった。
噛んだ瞬間、「サクッ!」と香ばしい音がした。ほのかに甘みがあり、このままでも十分おいしいと思った。
サクッと香ばしくて、フワッとしていて、モチモチとした未体験のドーナツだった。
「揚げたてのドーナツにフレーバーをまぶします」
フレーバーの種類は5種類。
プレーン(300円/以下すべて税込)、ミルク(320円)、いちご(320円)、チョコレート(350円)、抹茶(350円)。
一番人気はどれですか。
「プレーンとミルクですね」
私もそう思った。プレーンの素朴な味がよかったし、ミルクもおいしかった。
ちなみに、台湾ではミルクがスタンダードだそうだ。
サクサクでモチモチに感動しました
いろいろなドーナツを食べてきたし、自宅でも作ったことがある。
行列ができる、あの有名店のドーナツも食べたことがある。
でも、台湾ドーナツは、これまで経験してきたものとは別物。衣を噛んだ瞬間の、サクッとした食感は異次元。
サクサク、カリカリの後、押し寄せてくるモチモチ感が面白い。感動的でした。
横浜中華街は平日の午後でも大勢の観光客でにぎわっていた。
中学や高校の修学旅行生がたくさん歩いている。
台湾ドーナツは修学旅行生の間で人気なのだろうか。
「高校生や大学生よりも20~30代の女性のお客様が多いです」
店内で食べることもできるが、歩き食いする人が多いそうだ。レジの脇で見ていたら20代の女性がいちごを1個頼んだ。
紙の包んでもらったいちごの台湾ドーナツを手にして店を出ていった。