「作詞・作曲はじめ、全曲をプロデュースしたアルバム。今までのJun. Kと違った魅力が感じられるはず」と本人も言う通り、その音楽性は幅広くステージは多彩。
「初ソロなので、曲がない」と言いながらも、「セット、ステージ構成もプロデュースしました。僕の人生でも歴史的な初ツアーなので、最後まで全力で歌います!」と気合も十分。
HIP HOPナンバーの『Mr. Doctor』ではストーリー仕立てのダンスを見せ、「傍にいるのが当たり前だった大切な人を急に失った後に作った曲。大事な人とは思い出を作ってください。思い出で泣いたり笑ったりできるから……」と言い、ピアノで弾き語りをした『手紙を書く』では涙を誘い、『SO WONDERFUL』ではファンをステージに上げ"公開デート"。"彼女"のひざまくらで歌ったり、熱いハグを交わすなどファンの嫉妬を掻き立てる。本編のラストではJun. K自らDJプレイまで披露し、会場をクラブのような熱気に包んだ。
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アンコールの『離れていても』では、ファンが「WE ◆ Jun. K」(◆=ハート)と書かれたプラカードを掲げ、そのプラカードに『LOVE&HATE』のイメージカラーでもあるピンクのライトで「Jun. K ◆」(◆=ハート)という文字が浮かび上がるというサプライズが。
さらに会場のファンから大合唱が沸き起こると、Jun. Kがその様子を愛しそうに見つめながら指揮をするという感動的なシーンも見られた。
そして、Jun. Kは熱い涙を流しながら「皆さんがいるから僕がここにいられる。音楽を始めて12年経って初のソロ・アルバムと初のソロ・ツアーができた。心から感謝しています。僕が音楽を続けられるのは、僕の傍で誰よりも僕を信じて応援して、REAL LOVEをくださる皆さんがいるから。ソロ・コンサートをしながら僕の音楽が伝えられて、世の中で誰よりも幸せ。僕は本当に幸せなヤツですよね! これからも心のこもった音楽を聴かせるためにがんばって曲を作って歌います」と感謝と決意を述べてファンの愛に応えた。