「『はたちの献血』などのキャンペーン時期はそのときだけの記念品があります。献血ルーム別ということでしたら、各献血ルームのオープン○周年記念のときは、特別のものが用意されることがあります」(加藤さん)
過去には、横浜ベイスターズや横浜マリノスに所属する選手のサイン入りTシャツなども記念品として提供されていたそうだ。
「同じ横浜ということで、ベイスターズさんやマリノスさんには協力していただいています」(加藤さん)
とはえい記念品が通常より豪華になっても、献血者の数が飛躍的に増えるわけでなはないそうだ。キャンペーンの時期などは各献血ルームのホームページに告知されるので定期的にチェックしておくといいだろう。
取材を終えて
横浜市内を含めて、神奈川県内の血液センターでは、献血の記念品に差はなかった。献血経験が多い人に聞くと「景品目的で献血をしているわけではない」と答える人も多い。しかし、貴重な時間を割いて献血をするのだから、何も貰えないより何か貰いたいという気持ちも分かる。献血ルームのスタッフの方々も限られた予算の中で「少しでも喜ばれるものを」と奮闘しているという。
献血をすると、コレステロール値、タンパク、肝臓の酵素ALT(アラニン・アミノトランスフェラーゼ)値などが記された検査結果が郵送されてくる。定期的に協力することで、自分の健康状態を把握できる。健康管理に役立てて、社会貢献もできる。そしてそのおまけとして記念品がもらえる、と考えれば献血する動機付けとしては十分かもしれない。記者も1週間ぐらい酒を控え、今度挑戦してみたい。
※本記事は2011年6月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。