採血後のお楽しみはドリンクとアイスのサービス
訪れたのは、横浜駅東口にある横浜駅東口クロスポート献血ルーム。横浜にはここ以外に横浜駅西口、上大岡、二俣川に献血ルームがある。取材を申し込むと、神奈川県赤十字献血センターの加藤誠氏が献血の手順を案内してくれた。
同献血ルームの面積は国内最大級となる528平方メートル。ベッド数は全国2番目となる25床を備え、2008年3月にオープンした横浜で一番新しい献血ルームなのだとか。入口で受付をすませ、コンピュータでの問診票の記入をする。その後、医師による問診と血圧測定。そして採血をし、貧血の心配がないか、血液の比重や、血液型を調べるそうだ。
「献血をするためには、いくつかの条件があります。血液比重やヘモグロビン量の測定などの健康面や、前日の睡眠時間など当日の体調も重要なんです」(加藤さん)
毎日大酒を飲んで慢性的な睡眠不足の記者はお役に立てそうにないが、これは血液を必要としている人を守るためでもあり、献血者自身の健康を守るためでもあるという。
判定にパスするといよいよ採血。献血には200mL、400mLの全血献血と、成分採血装置を使った成分献血(血漿、血小板)がある。採血にかかる時間は、200mL、400mL献血で10~15分、成分献血は採血量に応じて40~90分程度かかるのだとか。
横浜東口クロスポート献血ルームでは、採血後はドリンクとアイスのサービスがある。お菓子やハンバーガーなどの食事メニューは衛生上・安全上の問題があり、こちらを含め横浜の献血ルームでは提供していないそうだ。残念。
レアアイテムを狙うのならキャンペーン時が一番!?
さて、いよいよ本題だ。どんな記念品が用意されてあり、献血ルームによって違うものなのか…。加藤課長に単刀直入に聞いてみると、「神奈川県に限っていえば、記念品はどこの献血ルームでも同じものです」とちょっとすまなそうに答えてくれた。
現在、神奈川県内で記念品として配布されているのは、以下のものからいずれか1点を選べる。
1.あきたこまち(750g)
2.スポーツソックス
3.薬用デンタルセット
4.ミニカップヌードルの詰め合わせ
5.ディズニーキャラクターバスタオル
6.レトルトカレー
7.ハローキティフェイスタオル
8.オリジナルTシャツ
9.レジャーバック
かつては金券を提供していた時期もあったが、「売血行為に当たるのでは」という声もあり、現在は全国どこの献血ルームでも取り扱っていないそうだ。
だから、結論からいえば、「横浜の献血ルームの記念品はどこも同じ」ということになる。
しかし、このまま引き下がってしまっては「はまれぽ」の記者として名が廃る。
そこでさらに食い下がると、加藤課長も根負けしたのかとっておきの裏情報を教えてくれた。