3.蚊の退治は“発生源の駆除”の必要も

蚊に限定した話になると、成虫の蚊を寄せ付けないだけでなく、その発生源も駆除する必要があります。ご存知のとおり、蚊は水の中に卵を産み、それが幼虫(ボウフラ)になり、その後羽化します。いかに寄せ付けないかだけでなく、いかに繁殖させないか? という点にも注意し、水場を作らないようにしておきましょう。

放置されたトレイ、植木鉢、じょうろなどは必ず撤去するか、裏返しに。水が貯まるという状態をできるだけ無くしていくことで蚊の発生は大きく抑えられます。

 

4.LED照明に買い換える

虫は光に集まる習性がある。これは合っているようで、正確にはちょっと違います。虫は光に含まれる紫外線に引き寄せられているのです。蛍光灯や白熱灯は紫外線が発生するため、虫はそれをめがけて寄ってくるというわけですね。

逆に言えば、紫外線が発生しない光であれば虫は寄って来ないのです。そこでLED照明の出番です。例外もありますがLED照明の多くは紫外線が殆ど発生しないため、不用意に虫を呼び寄せることが無いのです。もちろん、一般的な蛍光灯と比べた場合に、虫が集まりづらいというだけで、虫の目からステルス状態になれるわけではありませんが。

しかし、個人の体感ですが自室のシーリングをLEDにしてから、明らかに虫の来訪が減っているため、一定の効果は期待できるのではないかと思います。一般的な蛍光灯と比べるとやや割高ですが、省電力で長寿命。そして虫を寄せ付けない。メリットをふまえて、夏が始まる前にLED化を検討してみてはいかがでしょうか。

 

5.安全な防虫スプレー

山や川に行くときは、防虫スプレーをシュッと吹きかけておくと便利。また、最近では持ち運びできる防虫アクセサリもあるので、それらを携帯しておくと良いでしょう。

しかし、防虫スプレーって安全なの? という疑問も。基本的に人間の体にふりかける程度であれば害にならないようですが、どうしても気になるなら、天然成分で安全な防虫スプレーを作ってみましょう。使うものは「ハッカ油」。

スプレーボトルに精製水を100ml入れ、そこにハッカ油を20滴ほど垂らせば完成。虫がハッカやハーブの匂いを嫌うのを利用したナチュラル成分な防虫スプレーです。

ただし、水と油なので利用前には良くボトルを振ること。そして、ハッカはすごくスースーするので、顔や目の周りへの使用は控えた方がよいかもしれません。また、刺激に弱い小さな子供への使用も控えるべきでしょう。効果は匂いが消えるまでなので、およそ1~2時間は持続すると言われています。制汗にもどうぞ。