ガラス戸と網戸のあいだに隙間ができ、虫がのりこめー! のりこめー!
とすり抜けてくる状態になります。これが網戸をしているのに虫が侵入してくるという怪奇現象の真実です。では逆に右側を開けてみましょう。
どうでしょう。ガラス戸と網戸のあいだがピッタリ塞がれているので、これなら虫たちは乗り込んでこれません。みなさんも今年からはちゃんと網戸はサッシの右側に! と覚えておきましょうね。
2.「24メッシュ」以上の網戸で、小さな虫もシャットアウト
一般的な網戸は「18メッシュ(18#)。これは目の大きさが約1.15mmとなります。よく見る蚊「ヒトスジシマカ」の大きさは2mm~4mmなので、網戸の締め方さえ間違っていなければ、理論的には蚊は家の中には入ってこれません(中には根性で頭から突っ込んでくる勇猛果敢な個体がいるかもしれませんが)。
しかし、それより小さな虫。たとえば、田畑や川に面した家だとごく小さな名も知らぬ、細長い虫が入り込んでくることもありますよね。そして蛍光灯の中に到達して、いつの間にかごま粒のように……。
このような一般的な網戸を突破してくる虫たちへの対応としては網戸の張替えがベスト。網戸はメッシュの細かさによってさまざまな種類があり、細かくなれば なるほど防虫効果は高まります。例えば24メッシュ(24#)は18メッシュの約2倍の密度で、目の大きさは約0.84mmほど。ここまで小さなメッシュ になれば、そうやすやすと虫の侵入を許さなくなるはずです。
もっと目の細かい30メッシュ(30#)、40メッシュ(40#)という網戸もありますが、密度が増せば増すほど風が通りづらく、また値段も高くなるので、費用対効果に優れた24メッシュ(24#)あたりがオススメです。
網戸の網はホームセンターなどにありますし、張替え用の抑えゴムや工具などもホームセンターで揃います。もちろんAmazonのような通販サイトでも購入可能です。網戸の寿命は3年~5年程度と言われています。もし頻繁に虫が入ってくるのなら、網の目をくぐり抜けてくるだけでなく、経年劣化による破損の可能性も疑ってみましょう。