「家系をなぞっていないから低いかもしれませんね」と店主。
結果はいかに!?
出てしまった鬼の評価! ★1.5の理由とは?
~マーコの本気コンサルチェック~
1. 中毒性を作る上で根幹にあるものとは「まろやか」+「とんがり」の2つであるが、味全体が丸すぎてしまっているため、とんがった部分を作るべし。
2. 店舗全体の作り(味・ビジュアル・外観など)が中途半端感は否めない。駅周辺には家系店がないため、家系ラーメンというブランドをとことんアピールしたほうが売上はさらに伸びるであろう。
3.少々店内が殺風景なため、もっと店内にお祭り感を作るべし。差し当たり、カウンターの端から端まで赤いカウンター暖簾を付けるべし。
するとここで評価を受けた店主から、驚きの発言が・・・。
「家系ラーメン店での修行経験がないので、是非教えていただきたいことがあるんです!」
ラーメンの味についてはもちろん、トッピングの種類や盛り方、器の色に至るまで指南を請う店主。
惜し気もなくアドバイスを続けるマーコ氏。
マーコ氏のラーメンコンサルタントとしての一面を再び垣間見ることとなった。
余談ではあるが、前出の守り神ルナちゃんには、願いを叶える力があるらしい。このお店で知り合って結婚に至ったお客もいるそうだ!
そんな口コミからか女性一人での来店も多いそうで、願いが叶ったという嬉しい報告もちらほら。
そんなコミュニケーションも接客業の楽しさだと話してくれた。
~マーコ&チバコロの総評~
マーコ氏:上記でも触れたように、ラーメンは味全体のパンチが皆無に等しい。しょう油ダレを濃くすれば済む問題ではなく、おそらくしょう油ダレそのものが「丸いモノ」となってしまっているため、しょう油ダレの改善は必須であろう。
また、つけ麺に関しては、つけ汁の第一の役割は「麺をいかに瞬時に絡ませること」なので、つけ汁の味をもっと濃くすることはこれまた必須である。
チバコロ:まろやかな口当たりととんこつ臭のないスープで飲みやすいが、食べ進めると若干しょう油感が浮いて独特の風合いとなり、引っかかる味に感じてしまった。ラーメンにはもう少し家系らしいコクがほしいところ。
つけ麺は魚介の風味が控えめで、好みの分かれるところかも。
取材を終えて
ラーメンと同様、店主のこだわりがしっかりと反映された家系ラーメン店のつけ麺。今までラーメン以外のメニューには目もくれなかったが、その店の新たな魅力やこだわりを知るには、ほかのメニューを味わうのも悪くないと、浮気心を正当化したチバコロであった・・・。
日毎に上がる気温に合わせ、つけ麺で涼を感じてみてはいかがだろうか?
<取材協力>
神奈川のラーメンを盛り上げよう!会
マーコの辛口ラーメンチェック
極楽汁麺らすた
所在地/横浜市港北区日吉本町1-5-41坂口屋日吉ビル1階
電話/045-565-1608
営業時間/11:30~翌1:00
定休日/不定休
魂心家 あざみ野店
所在地/横浜市青葉区新石川1-8あざみ野イースタンビル1階
電話/045-532-5222
営業時/11:00~翌3:00
定休日/無休
味山河 鶴ヶ峰本店
所在地/横浜市旭区鶴ヶ峰1-12-3
営業時間/11:00~翌3:00
定休日/無休
※本記事は2014年5月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。