2014年6月20日。ついにその姿を現したSUBARU渾身の作品 『LEVORG(レヴォーグ)』。
5代・20年続いた名車『LEGACY』の後継車としての重責を担い、その存在感の大きさから、すでにニッポンの自動車業界に新風を吹き込んでいる。すでにバックオーダー(納期)は全グレードにおいて3ヵ月の長期に達しているが、一刻も早く体験してみたい、乗ってみたいとの思いに応え、本格的試乗会『LEVORG DRIVING EXPERIENCE』が行われている。
そこで今回は、第1回の開催となる中部地区試乗会(会場:中部国際空港)に突撃取材を敢行した。
倍率は定員の約3倍! 人気試乗会の中身とは
セントレアに広がる広大な敷地についに最終版LEVORGが姿を現した。SUBARU関係者に聞くところによると最終版は記者が以前試乗したプロトタイプから更に改良進化が進められたとのこと。今回、試乗希望の応募者が殺到し(倍率は定員の約3倍)、会場にも希望者が殺到。試乗できる方々をうらやましく見つめる記者であった。
試乗は充実の3種類。まず第一に、試乗総時間60分にも及ぶSpecial Driving Experience(中部地区当選者66名)は、実際の公道(高速道路)を走行する、まさにLEVORGの真髄を味わえるコースに仕上がっている。
第二にEnjoy Driving Experience(中部地区当選者352名)。試乗時間こそ20分であるが、専用パイロンコースがセントレア敷地内に設置され、LEVORGの高い運動性と安定性を自らの五感で試すことができるようになっている。
最後にSUBARUがこだわる安全性、究極の「ぶつからない車」を実現するEye Sight ver.3のクラッシャブル体験。すでにCMでも有名なLEVORGの自動ブレーキシステムを実体験できる。
これらを体験した方にインタビューを試みた。
夫婦の視線からのLEVORG
――試乗会に参加したきっかけは?
「やはり話題の車でしたからね。なかなか自分の車では体験できないことばかりですから、このような機会はうれしいですね。あと評判のEye Sightは、このような場所でなければ、実際に試すわけにはいきませんからね。いくらぶつからないといっても(笑)」
――実際に乗ってみていかがでしたか?
「Eye Sightも良かったし、高速道路の走行もドイツ車というか、外車に近い感覚がありましたね。しっかりした柔軟さの中に、剛性感があるという感じかな。インテリアも高級感があるので、SUBARUさん、内装がんばっているなという感じはありましたね。
視界の見切りもいいし、横も後方も見やすいから、運転しやすいというのもいいですね。設計全体に運転のしやすさという点が意識されているなという感じですね」
――今回動力性能はいかがでしたか?
「1.6Lに試乗しましたが、とてもいいですね。1.6Lには思えない……2.0L~2.5Lエンジンくらいの感覚ですね。ターボの割にはスムーズだし、とても良いと思いますよ。燃費も税金も1.6Lで経済的だし」