様々な働き方
経験・スキルを活かすという意味で、もちろん企業などへ再就職する方法も1つです。中には時短勤務などを導入している企業もあるので、家事・育児と両立できる職場が見つかるかもしれません。あるいは同じ職場でも、パートや派遣など、残業ゼロを前提としたり、勤務日を限定して働いたりすることもできるはずです。
しかし育児には、イレギュラーがつきものです。突然子どもが熱を出したり、日中に保育園の集まりがあったりする場合もあるでしょう。その度に職場と調整を取ることを、煩わしく感じるかもしれません。そこで今回は1つの選択肢として、自宅で働く『在宅ワーク』をご紹介します。
先に触れたナレッジ・リンクスのパートナーは、その殆どがまさにこの在宅ワーカーに該当します。中には海外で生活されていたり、パートナーとしてご登録頂いた後にご出産されたりした方もいらっしゃいますので、誰にでも可能性のある働き方といえるでしょう。
どんな仕事があるか?
では、実際にどのような仕事があるのか。ご自身の経験やスキルによって異なるものではありますが、いくつか代表的なものをご紹介しましょう。
<データ入力>
今やどのような職場でも、パソコンは必ずと言って良いほど触れることになります。もし「特別な経験を持っていない」という方でも、取り組みやすいのがデータ入力です。
必要なのは、インターネット環境のあるパソコンのみ。WordやExcel、あるいはテキストエディターが使用できれば、すぐにでも仕事ができます。中にはCMSへ入力する仕事もありますが、多くの場合はマニュアルが用意されているので、心配はありません。
報酬は文字数でカウントされることが多く、0.2~0.4円/文字程度が主流となっています。しかしタイピングスピードが向上すれば、それだけ短時間で多くの仕事をこなせるようになるでしょう。ただし正確性が求められる仕事ですので、スピードばかり重視してはいけません。あまりに精度が低いと、依頼を受けられなくなってしまいます。
<ライティング>
ライティングとは、その名の通り「文章を書く」仕事です。ブログのような簡単な記事から、書籍のように有料で販売される記事まで様々なものがあります。文章を書くことに抵抗がなければ、特別な資格などは不要です。この仕事をする方を、ライターと呼びます。
特に何らかの専門性を持つ方であれば、ライターはその専門性を活かせる仕事になるでしょう。例えば医療やITをはじめとした専門性の高い分野では、ライティングスキルよりも、むしろその分野における経験・知識を求められることが少なくありません。例えば『システムエンジニアに求められる資質』というテーマがあった場合、業界や職種について詳しくないライターでは表面的な情報しか分かりません。より読者にとって有益な文章となるためには、エンジニアとして業務経験を持つ方の経験が必要なのです。
経験・知識を重視される場合、ライター側にそこまで高いライティングスキルを求めてはこないでしょう。作成記事は最終的に校正を加え、表に出すことになります。これまでと同じように実務において業界・職種に関わるのではなく、培った経験・スキルを“発信”する立場となれる仕事。それが、ライターです。
もちろん専門的な知識・経験を持たなくても、オールマイティなライターとして活躍していく道もあります。ただし未経験からライターを目指すうえでは、注意すべき点も数多くあることを覚えておいてください。注意点については、記事『「未経験可・スキル不問」に注意! 急増する"ライター募集"のワナと実績の作り方』で詳しくご紹介しています。
報酬は依頼によって様々ですが、多くは1文字単価で計算され、0.2~10円/文字程度と内容によって大きく差があります。経験を積めば、少しずつ単価の高い仕事にも対応できるようになるでしょう。