4:クライムアクションドラマ『龍が如く ~Beyond the Game~』
1995年。幼い頃に両親を失った、桐生一馬(竹内涼真)、錦山彰/錦(賀来賢人)、澤村由美(河合優実)、錦山の妹・ミホ(中山ひなの)の4人は、児童養護施設「ひまわり」で暮らしていました。規律に縛られた暮らしから新しい世界へ飛び出そうと、4人でゲームセンター襲撃事件を敢行。
しかし、襲った店は、その地域を牛耳るヤクザ組織・堂島組の息がかかっていたため、組長から事件の落とし前をつけるように迫られてしまいます。
桐生は地下格闘に出場し、由美とミホは堂島支配下のクラブでホステスとして働かされ、錦は小指を詰めようとしたことが堂島に認められ、桐生と共に組入り。こうして4人は裏社会へ足を踏み入れていきます。
時は経ち10年後の2005年。すっかり関係性が壊れてしまった桐生、錦、由美の3人は新たな運命の渦に巻き込まれます。桐生は“家族”を守るため、血で血を洗う因縁の闘いに臨むこととなり……。
セガの世界的に大ヒットしたビデオゲーム「龍が如く」シリーズをベースに、日米の俊英スタッフが物語を新構築した『龍が如く ~Beyond the Game~』(2024)。
裏社会に身を置くことになったところから、それぞれの生き様を1995年と2005年の2つの時間軸を交差させながら描きます。
5:サスペンスラブストーリー『不都合な記憶』
2200年。科学技術が発展し、人類の宇宙移住が進んだ近未来で、宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らす天才科学者のナオキ(伊藤英明)と、陶芸家の妻マユミ(新木優子)。誰もが憧れる完璧なふたりは、ダイニングで優雅な音楽と料理や食事を楽しむ、平穏で理想的な夫婦。
でも実は、妻は亡くなっていて、夫は保存しておいた情報を頼りに、幸せだった時の妻を求め、何度も彼女を再現していたのです。歪んだ愛情から“妻”の再現を繰り返すうちに、マユミの隠された記憶がよみがえり、彼らの結婚生活の秘密が暴かれていって……。
近未来のスペースコロニーを舞台に、夫婦それぞれの記憶と隠された秘密、そして始まる妻からの復讐を描いた映画『不都合な記憶』(2024)。
監督と脚本は日本アカデミー賞最多8冠を獲得した『ある男』の石川慶。今作のような未来が本当に来るのか、ゾクゾクします!
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身近に感じるストーリーから、想像もつかないような展開を繰り広げる作品まで、実に多彩な作品がそろう日本のドラマや映画の世界。
好きなキャストが出演している作品や、興味のある設定だと感じたストーリーなど、気になったドラマや映画はまずチェック! それぞれが持つ独特のストーリーをぜひ楽しんでくださいね!