結婚や恋愛については、いつの時代も悩みが尽きないもの。一人で考えていても答えが出ない、どうすればいいのかわからない、私の何がダメなの?……そんな悩みを抱えた人、特に女性にアドバイスを贈る“プロポーズさせニスト”・宮 弘智さん。

 

宮さんは、ザ・リッツカールトン東京や東京ディズニーリゾートで学んだ「おもてなしの心」や「人の言葉に真摯に耳を傾ける力」を使い、相談者のなかなか言葉にできなかった悩みや想いを、吐き出させ、問題を解決していく手助けを行なう「聞き上手コンサルタント」として活躍。

また、「男女のコミュニケーションとニーズの違い」を研究し、“プロポーズさせニスト”として「プロポーズされる女になる4つのステップ」のサービスを2012年に開始、女性の恋愛の幸せを応援しているアドバイスのスペシャリストです。

“プロポーズさせニスト”という肩書きもすごいですが、最近、宮さんが行っているのが「あげまん養成講座」。妙齢女子の筆者は気になりすぎて、早速お話を伺ってきました。普段は一対一でじっくりお話を聞いてアドバイスしていて、月イチくらいで「あげまん養成講座」のような10人ほどでのワークショップを開いているそう。

多いお悩みはというと、

・お付き合いしている人がいるけど、なかなかプロポーズしてくれない。
・「このまま彼と付き合っていていいのか……」自分の幸せがわからなくなってしまったという悩み。
・30代半ば~40代で「結婚したいけどお付き合いしている人がいない」。
・彼を仕事でもプライベートでもあげたい。(彼を成長させたい)

など、そうそう、あるある!と、どれもよく聞くお悩み。しかし、周りにありふれている悩みなのに、解決策ってイマイチわかりませんよね。悩みによって解決方法はさまざまなのですが、宮さんは丁寧に話を聞き、どうしたら相談者の望む状況になるか導いていくのです。

どの悩みにも興味があると思うのですが、今回は“あげまん”に近づくための会話のポイントをご紹介します。
 

男性を上手くコントロールするには、空っぽにすること

あげまんの女性の特徴は多数あるのですが、“サービス精神が旺盛で、おもてなしの心があること”もその中のひとつ。でも相手が望んでいることより、自分のやりたいこと、願望を優先したいときもありますよね。

そういうときにあることをすると、彼が「ああ、やったらいいよ」って言ってくれるようになるんだとか! 彼が話を聞けるポイントや時間帯、それをわかっておくと、あげまんの女性になれるそう。

<男性と女性の違い>
・女性は常に満たされようとするが、男性は常に空っぽになろうとする傾向がある

実はコレ、超重要です!根本的なこの点が、いろいろなところに関わってきて驚きでした。


宮さん(以下、宮):女性の満たされるというのは感覚だと思うんですが、甘いモノや女性同士の会話で“満たされた”と思いますよね。それって何か目的があるというわけではなくて、それで発散しているんです。ところが男性だと“空っぽ=クリアな状態”にすることが発散なんです。

男女の会話の違いで、女性の会話は問題解決を求めてはいなくて、男性の会話はほぼ問題解決や結論を求める、というものがあります。つまり男性にとって問題解決することは快感なんです。汗を出したり、自分の中のものを出すというのが快感。というのが夜の話にも繋がって、女性は満たされたくて、男性は出して空っぽになりたい、ということなんですね。