皆さんオススメのYouTuberは?

――ちなみにそういう、YouTuberのことをよく知らない人にオススメできる動画ってありますか?

M:東海オンエアですかね。「YouTuberって鉄球熱したりアルミホイル叩いてるだけでしょ」って思われてるかもしれないけど、東海オンエアはネタにエスプリが効いてるというか。

――世間の大人は多分YouTuberが鉄球熱してることすら知らないですよ!(※一時期YouTuberが1000℃に熱した鉄球を使って氷を溶かしたりする動画が流行り、最近はアルミホイルを叩いてきれいな球にする動画が流行しました)

M:(笑)。中学生が見る東海オンエアと大人が見る東海オンエアは、見てると面白ポイントが違うと思うんですよ。「ちゃんと頭使ってネタを作ってるな~」というか、事前に説明がきちんとしていて、「最近こういうことが多いから、こういうことやってやろうと思います」みたいに言ってくれるので、東海オンエアは大人も見やすい。

――確かに、「実写版ファイナルファンタジー14やってみた」などの元ネタとかわかるものが多いですね。

M:あとKUNさんの建国クラフトシリーズは、勧めた大人がみんな感動してるので是非……! 大手企業社員だったKUNさんによるチームビルディングがめちゃめちゃ的確なんですよ。

KUN・プロゲーマー出身のYouTuber。FPSゲーム、マインクラフトなどの実況を行う一方で、悩み相談動画なども。本文中にも出てくる「建築ガチ勢、集え! マインクラフトでガチの国をつくろう」は50人以上のユーザーへの指示や連携が見もの。チャンネル登録数は約44万人。

Y:私、今はよさこいバンキッシュがすごい好きでよく見てます。

――よさこいバンキッシュはYさんにとってどんな存在ですか?

Y:皆「人がいい」っていうか、動画って性格が出たりとかするじゃないですか。ドッキリとか隠し撮りをされてるから、普段の動画と違う一面、「こんなにいい人だったんだ」とかが見えたりするんです。

よさこいバンキッシュ・3人組大学生YouTuber。「いきなりステーキの前でいきなりステーキ出してみた。」など、いかにも大学生的な発想で身体を張った動画が多い。チャンネル登録数は約41万人。

M:すしらーめん《りく》君も見ていて眩しいですね。

K:すしらー君は天才ですよね。ペットボトルロケットで吹っ飛んだり、ポテトガンで自宅を壊したり、大爆発を起こしたり。日本のYouTuberであんな動画作れる人は他にいないんじゃないかなって思うくらい。それに、普通の高校生が卒業するころにはトップYouTuberになってるなんて夢がありますよね。そりゃドラマ化もされるわっていう(笑)。

すしらーめん 《りく》:UUUMに所属。塩を1000℃に熱してスイカを爆発させたり、打ち上げ花火で爆発させるためにわざわざ小屋を作るなどやることのスケールが大きい。半生が「dビデオ」にてドラマ化されるなど、超高校生級の活躍を見せる。この春から大学生。チャンネル登録数は約240万人。

M:あとは夕闇も面白いですね。

――夕闇とは?

K:「夕闇に誘いし漆黒の天使」。

――すごい名前!!

K:っていうバンドで、同じ名前でYouTuberをやってるんですよ。

M:バンドとYouTuberの両軸を展開していて、YouTubeでの人気がバンドに還元されてるのが面白いなと思います。気の良いあんちゃん達が大喜利とか、ひねりのある「やってみた」にチャレンジしてて、分かりやすく面白いです。YouTuberをネタにした大喜利とかもあるので、YouTube初心者にも是非。

K:最近フィッシャーズと一緒に『Mステ』に出た北の打ち師達の動画も面白いです。J-POPやヒット曲に合わせて踊るオタ芸動画をメインで上げている人たちなんですけど、それ以外にもドラマ仕立ての動画やトリック動画も面白くて好きです。編集も凝っていて、1本1本のクオリティが高い! メンバーもかっこいいのでおすすめです。

夕闇に誘いし漆黒の天使達・バンド活動と並行してYouTuberも行っている。身体を張ったおもしろ動画をニコニコ動画にアップしていたゴールデンボンバーなどに近い存在なのかも。チャンネル登録数は約26万人。

北の打ち師達・メンバー全員が北海道出身のヲタ芸グループ(公式チャンネルより引用)。『恋』や『サイレントマジョリティー』などヒット曲にあわせたヲタ芸動画が人気。フィッシャーズと共に『ミュージックステーション』に出演し話題を呼んだ。チャンネル登録数は約50万人。

――知らない固有名詞がたくさんある……! これからチェックしてみます。今日は大変勉強になりました。皆さんありがとうございます!

(※座談会中の発言は個人の見解です。また、注釈内のチャンネル登録数は4月下旬のもので、サブチャンネルは含んでおりません)