●全国のおもちゃコンサルタントの推薦や投票で決まる賞制度 ●今年は37点が受賞し、大賞や林野庁長官賞も発表 ●東京おもちゃ美術館を運営するNPOがおもちゃ選び支援、おもちゃ文化向上を目的に約40年実施

東京おもちゃ美術館を運営する認定NPO法人芸術と遊び創造協会では、毎年「グッド・トイ」を発表しています。親や祖父母のおもちゃ選び参考になるようにと願いを込めてはじまった消費者目線でのおもちゃの賞制度です。全国のおもちゃコンサルタントの投票によって決まり、1985年より毎年発表しています。
2024年10月27日(日)開催の「グッド・トイフォーラム」(@東京おもちゃ美術館)にて、グッド・トイ2024の御披露目と大賞及び部門賞を発表しました。

なお、同NPOでは37点の新受賞おもちゃの体験の場を各地に設置していく。全国12のおもちゃ美術館「グッド・トイ展示室」での1年間の常設展示のほか、全国を巡回する移動型おもちゃ美術館、各地のおもちゃコンサルタントが開く「グッド・トイカフェ」や「おもちゃの広場」や、難病児支援や高齢者福祉支援の現場など、赤ちゃんからお年寄りまで遊びで暮らしを豊かにするアイテムとしてグッド・トイとの出会いの場をつくっている。







ドイツの工房のロングセラーおもちゃ

光と水と木の美しさ「カラーブロック」

魚の鱗を再現した「さかなかるた」

能代のはかり店が秋田杉で組み木を制作

グッド・トイ2024各賞発表




おもちゃについて学び、交流する場、グッド・トイフォーラムが10月27日(日)に開催され、グッド・トイ2024の大賞及び部門賞が発表されました。
また、グッド・トイ2024の全受賞おもちゃ37点、それぞれに選考委員による講評や推薦者のコメントがグッド・トイ公式サイトに公開しています。
グッド・トイ公式ウェブサイト

全国のおもちゃコンサルタントがグッド・トイ2024のなかから、各賞に最もふさわしいと思ったおもちゃに投票して決められます。保育や教育の現場から、福祉や医療、ママパパ目線など多様な視点で選ばれたおもちゃです。



グッド・トイ大賞
『トレイクーゲルタワー』ベック社(ドイツ)/株式会社ブラザー・ジョルダン社

~選考委員より~
小屋 美香(育英短期大学保育学科 教授)
丸いトレイの中をクルクルと回るガラス玉。穴に吸い込まれるように落ちて転がっていく動きに誰もがじっと見入ってしまう。後から落とした玉と順番が入れ替わることもあり、予測不能な面白さが含まれている。最後に聞こえるシロフォンの音まで優しい。
何度でも繰り返しやってみたくなるのは、子どもだけでなく大人も同じだ。感覚で楽しむことができるから、遊び方の説明は特に要らない。
ロングセラーには意味があることに納得。「芸術」と「遊び」の両側面から見てもグッド・トイにふさわしい、大賞に値するおもちゃだ。






林野庁長官賞『はかり組み木』平山はかり店(秋田県能代市)

~選考委員より~
林 秀紀(桜美林大学芸術文化学群 准教授)

広葉樹の「あなっこ」と細長い針葉樹(秋田杉)の「ぼっこ」は、はかりのように微妙な重さとバランスを考えながら 一つずつ丁寧に組みたてて遊びたくなるおもちゃです。
異なる樹種の部品は硬さ、重さ、香り、木目、叩いて出る音が異なり、秋田産の木の特徴を五感で感じながら遊ぶことができます。 穴に差し込む方法を工夫してさまざまな形の立体物を創造しながら遊ぶことも楽しいのではないでしょうか。







ユニバーサル賞・芸術と遊び賞
『ウォーターブロック』プラントイ社(タイ)/プラントイジャパン株式会社

~選考委員より~
■橘高 はるみ(東京おもちゃ美術館 副館長)

色水から覗いた世界は、まるで絵本の世界。多世代の心を惹きつけるデザインと多様な人が体験できる遊びの広がりは、想像を膨らませ心を動かすコミュニケーショントイとしておすすめです。
(グッド・トイ公式サイトより一部抜粋)







多世代交流賞『さかなかるた』株式会社千葉印刷(東京都渋谷区)

~選考委員より~
磯 忍(高齢者アクティビティ開発センター 研究員)
高齢者と遊んだ際、食べられる魚の回答スピードが特に早く「さすがベテラン主婦!」と盛り上がりました。また、味や調理法にまで話題が膨らみました。記憶力の良い子どもたちvs魚を良く知る高齢者のどちらが早いかを競いながら、多世代で遊ぶことができるのも良いですね。
生魚をまるごと見る機会が減っている中で、魚の模様や質感をじっくり観察する遊びを通し、魚に興味を持つきっかけにもなるのではないでしょうか。





グッド・トイ2024一覧

グッド・トイとは



遊びのスペシャリストである「おもちゃコンサルタント」の投票で決まる賞制度です。
おもちゃ選びの目安になるようにと、国内で販売されているおもちゃのなかから毎年選んでいます。

人は遊びを通して五感を磨き、コミュニケーション能力を養い、夢を育てます。
よいおもちゃ=グッド・トイとは、その手助けができるおもちゃのことです。
自分で遊びや楽しみを発見しながら思いっきり遊んだ人は、感じる力、考える力、
チャレンジする力をもった、人生を楽しめる人になるでしょう。
そんな人がもっともっと増えてほしいという願いを込めて、
全国の「おもちゃコンサルタント」は、グッド・トイを選び続けています。

おもちゃコンサルタントとは
40年近い歴史を持つ、おもちゃの専門資格。
認定者数:約8,000名。
認定機関:認定NPO法人芸術と遊び創造協会
資格保有者は様々。幼稚園や小学校教諭、保育士、おもちゃ店店主、おもちゃメーカー、小児科医や看護師、高齢者福祉施設の作業療法士がいる一方、我が子や地域の子どものためのおもちゃ選びに役立てている方もいます。
おもちゃについて詳しいだけでなく、おもちゃを介して多世代が集える場が増えることを願い、遊びの力で社会に笑顔を増やす存在、それがおもちゃコンサルタントです。



10月27日開催のグッド・トイフォーラム2024で受賞おもちゃお披露目と、各賞が発表。おもちゃメーカーやおもちゃコンサルタント約150名が集いました。されました(東京おもちゃ美術館・講堂)







おもちゃ美術館はふるさと納税も実施中
東京おもちゃ美術館は、ふるさと納税を活用し日本の森の恵みを子どもたちに届ける活動を行っています




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