このつらさもスマホのせい!? 放置すると深刻な「睡眠障害」
眠らないといけないのに眠れない、そんな「睡眠障害」はつらいですよね。睡眠不足はつらいだけでなく、高血圧などの生活習慣病やうつ病にもつながるとも言われてます。そして、この睡眠障害にもスマホが悪影響を与えていると言われています。厚生労働省も今年の3月、寝る前のスマホの使用に関する注意を喚起しました。
人間がスムーズに眠るには、メラトニンというホルモンの一種が重要な役割を果たしています。しかし遅い時間に強い光を浴びると、このメラトニンの分泌が抑制されてしまうのです。もちろん、テレビやパソコンでも同様の影響はあります。ただしベッドまで持ち込めて、顔の近くで操作するスマホは、その影響が大だというわけです。
解決方法は、寝室にスマホを持ち込まないことです。できれば寝る1時間前からはスマホの操作をしないことをおすすめします。
スマホが振動しているという困った錯覚!「ファントム・バイブ・シンドローム」
スマホに着信があり振動している。そこで慌ててポケットや鞄から端末を取り出してみると、あれっ! 何も着信してない……。日常生活でよくあるシーンですが、この現象には名前が付いています。それが「ファントム・バイブ・シンドローム」。日本語では「幻想振動症候群」となります。
ファントム・バイブ・シンドロームは、たまに起こる程度であればいいのですが、頻繁に起こるようだと問題です。そもそもこの現象は、上司や友人、恋人など、気になる相手からの連絡に過敏になっている、ストレスフルな状況で起こりやすくなっています。これが続くと、うつなどの心疾患や電話恐怖症に繋がる恐れもあります。
現在のところ、この症状の抜本的な解決策はありません。ただし、スマホを入れておく場所を変えてみるといった方法で解決する場合もあるようです。
<まとめ>
便利なスマホですが、使いすぎると健康に悪影響を及ぼすこともあります。体の不調を感じたら、スマホの利用を控えめにするといいかもしれません。また症状が長く続くようでしたら、病院に行き、専門医の方に相談することをおすすめします。
※参考文献
『「スマホ症候群」に気をつけて!』(双葉社刊)ほか