撮影:小林裕和

2010年代のヴィジュアル系シーンを背負うであろう、注目の若手バンドであるグリーヴァとアルルカン。8月1日からはカップリングツアー「黒蟻ノ群レ」で全国を周ります。

それを記念して、グリーヴァからボーカルの狂鬼さん、アルルカンから同じくボーカルの暁さんをお呼びして、二人の出会い、ツアーへの意気込みなどを語っていただきました。

ここでしか見ることの出来ない特別対談です。
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グリーヴァ・狂鬼
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アルルカン・暁
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――お二人の出会いのきっかけは?

狂鬼:去年の10月にDEZERTと「死×闘」というカップリングツアーをしたんです。そのツアーでは色んなバンドさんを呼んで全国を回ったんですけど。その時にアルルカンにも出ていただいて。それが初対面ですね。

暁:始動して初ツアーでしたね。

――その時の印象は?

狂鬼:リハーサルを見ただけで、すごく変わったことをどんどんぶち込んでいくバンドなんだなと。例えばSE登場ひとつとっても、普通だったらボーカルが最後に登場することが多いと思うんですけど、アルルカンはボーカルがずっとステージに残ってて、他のメンバーが登場するというセオリーとは逆のことをやっていて、とにかく変わったことをしたいんだなという気概を感じました。

暁:なんか普通にやってても…というか、普通のことを「良い」と思ってやっているならいいんですが、「なんとなく」やっているよりは、自分が「良い」と思ったことをやった方がいいと思うんです。

あの時は始動して初めてのツアーだったし、共演するバンドもキレッキレだったんで、ポット出の僕らが他のバンドに勝つには、無難にやっているのでなく、なりふりかまわずフックのある、引っ掛かりのあることをやっていかないとなと思いまして。