6)1歳を過ぎてからの"夜泣き"には「イチャイチャタイム」

——1歳を過ぎても夜泣きがあり、都度都度授乳しているお母さんたちも少なくありません。1歳を過ぎたお子さんの夜泣きにはどう対処すればよいでしょうか?

清水:月齢が進むと精神面での発達により、日中あったことや保育園であったことなどを思い出して夜起きる子もいます。引越しをしたとか生活習慣が変わった、とかもありますね。

ただ、内容としては赤ちゃんと一緒です。

精神的な乱れからくる夜間の泣きは寝る前にしっかりと関わって心を落ち着かせた状態でお布団に入るとよくなることが結構あります。

この本でいうところの「イチャイチャタイム」が効果的ですよ。
寝る30分前から部屋のあかりを落として、子どもとみっちり過ごす時間を取り、絵本を読んだり授乳したり、お話ができるようであれば今日あったことをおしゃべりしたり。
これを意識するだけでも夜中頻繁に起きて泣くことが減ったりします。

 

7)保育園のお迎えから寝かしつけまでの時間の使い方を見直す

——保育園に行っているとお迎えに行って帰宅すると6時、7時過ぎ、でも9時までに寝かせなくちゃいけない・・・とバタバタとしてしまうことも多いようです。
倒れこむように寝て、お母さんも一緒に寝落ち、みたいなこともあるようですが、ちょっと落ち着いて絵本を読んだりお話する時間を取ることがやはり重要でしょうか。

清水:保育園に行っていると急ぐのは仕方ないですよね。であれば「何時までに急ぐのは終わり」と決めておいて、そこからゆったりする時間を10分でもいいので持てると理想的ですね。

離れてると夜だけが一緒に過ごせる時間だからと「もうちょっとゆったり過ごしたい」と22時23時までお子さんを起こしているお母さんもいるようなのですが睡眠は毎日の積み重ねなんです。

脳も心もからだも発達する状況なのでできれば睡眠は削らずにいてほしいですね。良い睡眠が取れると朝もすんなり起きてくれますしね。

でもどこを優先させるかってすごく大事ですよね。全部きっちりやってから寝かしつけようとすると無理なので諦めも必要だと思いますよ(笑)