なんだか眠れない……。子どもがなかなか寝付かない…。実はそれ、環境に原因があるのかもしれません。

寝つきや質の高い睡眠のために、意外と盲点になるのが寝室環境。といっても「寝室環境って何?」「どうすれば改善できるの?」など、分からないことだらけでは?

そこで、寝室環境の改善方法を、東京西川のねむりの相談所®で睡眠相談を受けている、日本睡眠科学研究所認定のスリープマスター杉原桃菜さんに教えていただきました!

寝つきが良くなる寝室環境って?

スリープマスターの杉原さんによると、寝室環境を見直すには、主に次の6つのことをチェックするといいのだそうです。

1.「音」

外の音がどれくらい入ってきているか

杉原桃菜さん(以下、杉原)「寝るときの妨げになるのが外の音。生活していると慣れてしまい意外とうるさいことに気づいていないこともあります」

2.「色彩」

刺激的な色がないか

杉原「寝室の壁、床、寝具、ベッド、カーテン、その他のインテリアなどに赤や黄などの刺激的な色がないかチェックしましょう」

3.「光」

寝るときに明るすぎないか・光が直接目に入ってこないか

杉原「寝るときに電気を消しているかどうか、また、隣の部屋の電気を消さず、光が漏れて入ってきていないかなどチェック。光源が直接目に入ると眠りを妨げます」

スマートフォンやパソコンを寝る前に見ていないか

杉原「スマホやパソコンなどから出るブルーライトには脳を覚醒させる作用があります」

4.「温度・湿度」

温度と湿度が高すぎないか・低すぎないか

杉原「夏は暑すぎる、冷房を効かせすぎる、冬は寒すぎる、暖房を効かせすぎるといったことがないかチェック。冷暖房は寝ながらつけっぱなしにしていませんか? 梅雨時期の高湿度も、冬場などの乾燥しすぎも眠りを妨げてしまいます」

5.「広さ」

寝るスペースの広さはきちんと確保されているか

杉原「意外と寝るスペースは快眠を左右します。窮屈な寝室になっていませんか?」

6.「香り」

香り、においはどうか

杉原「安眠には香りやにおいも関係しており、特に嗅覚は睡眠と関わりの深い感覚です。強すぎる香りがないか、異臭はしないかを確認しましょう」