どうしてそんなに泣くの?
どうしてほしいの?
もう起きちゃったの?
赤ちゃんがなかなか寝てくれない、抱っこしないと泣いてしまう、夜何度も起きる、夜泣き……いつ終わるのかもわからない日々に、心も体も疲れ切ってしまっているママやパパもいるかもしれません。
今回は、鍼灸師・こども専門鍼灸師の伊藤かよこさんの著書『0歳でも、1歳からでも大丈夫! 赤ちゃんが夜早く、長く眠る かんたん ねんねトレーニングBOOK』の中から、寝かしつけのコツをご紹介します。
赤ちゃんの眠りのリズムを知ろう
赤ちゃんに寝てもらいたければ、赤ちゃんのことを知ろう! ということで、まずは赤ちゃんの眠りのリズムを知ることから始めましょう。
レム睡眠後ノンレム睡眠
睡眠中、私たちはレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返しています。大人は浅い眠りであるレム睡眠は全体の20%ほどにもかかわらず、生後1歳半くらいまでは全体の半分以上を占めるともいわれています。
また、レム睡眠とノンレム睡眠の周期も大人に比べて短いため、赤ちゃんの眠りは基本的に浅い上、そのレム睡眠が何度も来て、目を覚ましやすいのです。
体内時計
朝が来たら起きて、夜が来たら眠くなる。このよう1日のリズムを刻む体内時計ですが、生後すぐの赤ちゃんはまだこの体内時計のリズムが整っておらず、昼夜関係なく寝たり起きたりを繰り返しています。「夜だから寝る」というサイクルがまだできていないため、昼にだって夜にだって起きるのです。
いわば「夜なんだから寝てほしい、寝るはず」は、大人の勝手な思い込みなんですね。
ねんトレしてみよう
「赤ちゃんがなかなか寝てくれない」とひとことで言っても、その理由は千差万別。環境を整えつつ、ねんトレ、そして、寝かしつけ法を探っていきましょう。
赤ちゃんが一人で眠れるようになる「ねんねトレーニング(ねんトレ)」をはじめてみましょう。
さまざまなねんねトレーニングの方法がありますが、伊藤さんがおすすめなのは、なるべく泣かせない「ゆるゆるねんトレ」と「最短2日でできるだけママが苦しくないスピードねんトレ」の2種類。