子どもがぐっすり眠れる寝室環境の工夫って?
ところで、子どもがぐっすり眠れる寝室環境は、何か大人とは違うものはあるのでしょうか?
杉原「推奨する寝室環境は大人も子どもも特に違いはありませんので、お子様には寝具で工夫することが大切です。まだ体温調節が上手にできない子どものために、快適で安心の寝具を選びましょう」
【 寝具選びの6つポイント 】
- 敷きふとんの硬さ
子どもの骨や筋肉はまだまだ発達途中なので、背骨をサポートする適度な硬さが大切。- 高い保温性
子どもはまだ体温コントロールが上手くできないので、保温性の高い寝具を。- 快適さを保つ吸放湿性
寝汗で寝冷えしないように、吸湿性・放湿性に優れたものを。- 寝返りしやすいサイズ
頻繁に寝返りをする子どもの眠りには、動きを妨げないよう、大きめサイズのものを。- いつでも清潔
子どもはたくさん寝汗をかくので、自宅で洗えることが大切。- 肌にやさしい素材
ダニやほこりの侵入を防ぐ高密度の生地や、柔らかく肌触りの良い天然素材を。出典(「東京西川スリープマスターニュースレター 2015年8月」)
杉原「寝室環境についてあえていうなら、赤ちゃんや小さい子どもは、体温が上がりやすく下がりやすいので、大人よりも特にお部屋の温度 夏25℃、冬22℃を保つよう気をつけたほうがいいと思います」
いかがでしたか? 大人はもちろん、子どもにとってもぐっすり眠れる寝室環境や寝具選びは十分注意して、できるだけ快適な睡眠を取りたいものですね。
【取材協力】スリープマスター 杉原桃菜さん
東京西川・日本睡眠科学研究所認定のスリープマスター。社内では主に販売員教育などを担当しているほか、 自ら眠りのアドバイザーとして全国で眠りのメカニズムに関するセミナーや、寝具選びのコンサルティング、快 適な睡眠環境づくりのアドバイスを行う。
テレビ・ラジオ・雑誌などでも幅広く活躍。確かな知識と情熱で、プロ のアスリートからの信頼も厚い。
関連記事