出産が女性の体にもたらすダメージは、交通事故並みともいわれます。
さらに日々の育児や授乳で体力を吸い取られたママの体には、隠しきれない消耗感が現れてくるもの。産後ハイでしばらくは気にならなくても、ふとした瞬間、目に入った自分の姿に驚きや戸惑いを感じることも……。
そこで今回は、出産を経験した女性たちに、“産後のカラダの変化”にまつわる悩みや衝撃体験を、こっそり教えてもらいました。
太った!元に戻らない!!
ママたちから寄せられた声の中でも、もっとも多かったのが、産後太りの悩み。
「授乳期はどんどん痩せるのに、授乳をやめてからはどんどん太ってビックリ!」
きっと多くのママが、こんな体験を共有しているのではないでしょうか。妊娠中から産後にかけては、食欲も体重も増えたり減ったり。変化が急激すぎて、「早く体重を戻さなきゃ」と思ってはいても、なかなかコントロールできませんよね。
2人以上のママからは、「産むたびに脂肪がつく」という声もあがりました。
「次女といっしょにお風呂に入っていると、次女が私の下腹部を指差して『お母さん、また赤ちゃん産まれるの?』と。『これは赤ちゃんじゃなくて脂肪だからね』と伝えました」
30代、40代のママだと、加齢による太りやすさも重なって、産後ダイエットにも限界が。一見スリムに見えても、洋服の下に、脂肪が蓄積したパーツを隠しているママも多いようです。
燃え尽きたおっぱい
次に紹介するのは、過酷な変遷を辿ったおっぱいのエピソード。
「小さい胸が授乳中に大きくなったのはうれしかったけど、4回の出産のたびに、ナイスバディ→ペチャンコ→ナイスバディ→ペチャンコ→ナイスバディ→ペチャンコ→ナイスバディ→ペチャンコと繰り返し、最終的に、梅干しのようなシワシワ乳首のペチャンコおっぱいが残りました…」
今は少々残念な姿になっているようですが、4人の元気な赤ちゃんに次々と吸い尽くされたのですから、燃え尽きるのも当然です。ぜひバスト用美容液などで労って、かつてのハリを取り戻してあげてほしいです。
意外と深刻!骨盤底筋のゆるみ
下半身に関するこんなヒミツを打ち明けてくれたママも。
「出産で骨盤底筋がすっかりゆるんでしまったようで、咳やくしゃみをすると軽く尿漏れします。まだ30代なのに、今からこんなふうでは将来が思いやられます。『あそこがユルイ』と思うと、女としての自信も下がりまくり」
骨盤底筋とは、骨盤の底でハンモックのように子宮や膀胱などの臓器を支えている筋肉のこと。緩んだり締まったりして、排泄をコントロールする役目も担っています。
出産すると、この骨盤底筋がダメージを受けて、尿漏れや頻尿などのトラブルにつながるといわれています。外から見える変化ではありませんが、本人にはけっこう深刻な問題。
時期に関わらず、気になる人は婦人科で相談を。腟を締めたり緩めたりするトレーニングで改善することもあるみたいですよ。
悲惨な“おしり”のトラブル
もう一つ、下半身エピソードが。こちらはさらに痛々しい内容です…。
「妊娠中から痔に悩まされていた私。出産でいきんだら、案の定、悪化した上に派手に脱肛して、看護士さんからも同情されるほどの状態に…。正直、産後の数日間は、『このままだったらどうしよう…』と、赤ちゃんのことより自分のおしりのことばかり考えていました」
体の悩みの中でも特に口にしにくい悩みですが、実は、女性でも痔の症状に悩んでいる人は大勢います。妊娠や出産で悪化するケースはよくある話。
とはいえ、痔の症状を抱えたままでは、毎日を楽しめませんよね。幸い、このママは、産後一カ月で症状がすっかり改善したのだとか。なかなか改善しない場合は、早めに専門医を受診することが大切です。