2:ヒューマンミステリー『照明店の客人たち』
薄暗い路地裏にぽつりと佇むのは、いつもサングラスをかけている謎の店主ウォニョン(チュ・ジフン)が営む怪しげな照明店。その光は暗闇をさまよう人々を引き寄せ、どこか変わった客人たちが訪れる不思議な場所でもあります。
あるときは「犬の鳴き声がウルサイ」と騒ぐ男性客、またあるときは「母親に電球を頼まれた」という女子高生、大きなトランクを引く謎めいた女性など、さまざまな事情を抱えた人々が照明店を訪れます。
しかし、この照明店の正体は、実は客人たちの過去、現在、そして未来への鍵を握る“生と死の境目”の世界だったのです……。
第60回百想(ペクサン)芸術大賞のTV部門で大賞を受賞した『ムービング』の制作陣が手掛ける『照明店の客人たち』。事故に遭って以来、生死の境にいる人々が見える看護師パク・ボヨンや、女子高生の母イ・ジョンウンなど、何やらワケありの人々の人生が垣間見えてきます。
ホラー要素を織り交ぜながら、それぞれの人生がなぜそうなったのかを知りたくなる、そんな不思議な世界を覗いてみませんか?
3:サスペンス『その電話が鳴るとき』
最年少で大統領室の報道官を務めるやり手の政治家であり、アナウンサーとしての顔も持つペク・サオン(ユ・ヨンソク)。彼は幼少期の事故によって無口症となったものの、実力のある手話通訳士である妻ホン・ヒジュ(チェ・スビン)と仮面夫婦として暮らしていました。
夫婦であることを周囲に公表せず、実際にはほぼコミュニケーションを取らないふたり。しかし、ある日、ヒジュを誘拐したという一本の電話がかかってきたことで状況は一変します。「お前の妻を殺す」と言う誘拐犯に、サオンは「(妻が)死体になったら電話してこい」と言い放ち、事態は予想外の展開に……。
2025年1月4日に最終回を迎える『その電話が鳴るとき』は、誘拐犯と被害者の心理戦がメインテーマかと思いきや、極限状態で感情が爆発した妻による夫への仕返しも絡み合い、スリリングな展開が巻き起こります。
普段は妻に冷たい態度の夫サオンが実はツンデレだったりと、夫婦関係に隠された真実が次第に明らかに。果たして彼らはどんな未来に着地するのか、その結末を確認しましょう!