【TDL】“夢と魔法”の「エントランス」に隠された3つの秘密

©Disney

秘密3：雨が多い日本の気候に合わせた天井、「オールウェザーカバー」を採用

世界に広がるディズニーのテーマパークですが、海外と比較すると、梅雨の季節があり、一年を通じて雨が多い日本。せっかくのディズニーランドも雨だと少しテンションが下がりますよね。

しかしながら、この東京ディズニーランドではそうした日本の天候を考慮して、このワールドバザールには「オールウェザーカバー」と言われる、全天候型の屋根がついています。普段はあまり気にしませんが、これが3つめの秘密。

もちろん、天気のいい日は特に感じませんが、やはり雨や悪天候の日は非常にありがたいこの大きな屋根。このおかげで、雨や台風など、天気が悪くてもここではゆっくりとショッピングや食事、散策などが楽しめます。この屋根にはガラスが使用されており、差し込む太陽の光を遮らず、自然光をうまく使っています。また、この屋根は雨よけとしてだけでなく、実は別の効果もあります。

それは前述した様に、パークを訪れたゲストがワールドバザールに入って、徐々に高揚感が出てくるというお話。実はこの天井のおかげで、ワールドバザールに入ってすぐにはシンデレラ城全体が見えない構造になっています。

©Disney

そしてまっすぐに伸びるメインストリートを少し進むと、徐々に城全体が見えてきます。あえてそうすることによって、さらに気持ちが高ぶってくる…ということなのです。

そんな隠れた意味も持っているこの天井。天気がいい日にはちょっと邪魔に感じることもあるかもしれませんが、きっちりと並んだ幾何学模様の美しい天井。夢と魔法がかけられた「芸術作品」に見えるような気もしませんか？