恐ろしいマラリアの特効薬。未開の地で働く者たちの「命の薬」
©Disney
実はこの薬は「QUININE(キニーネ)」と呼ばれるもの。キナの木(アカネ科キナノキ属の常緑高木。アンデス山系に多く自生)の皮に含まれる成分を抽出した、「マラリアの特効薬」なのです。
ご存知、マラリアとは熱帯に広く分布する感染症。頭痛や高熱、吐き気等の症状があり、意識障害や腎不全で死亡する可能性もある怖い感染症です。「蚊」によって媒介されるのは有名なお話ですね。
この恐ろしいマラリアは、この辺境の地である、ここロストリバーデルタの未開のジャングルで働く人々にとっても恐ろしい病気。そのため、この薬はここでは欠かせないものだったのです。ちなみに現在では他に様々な薬が開発されていますが、このキニーネは主に第二次世界大戦頃までは貴重な薬として使われていました。
前述のとおり、ここロストリバーデルタは1930年代が舞台。第二次世界大戦も同年代の後半から開始していますので、こんなところでもきちんと時代背景が反映されているのですね。
ここは大半の方がなんとなく通過してしまうだけの場所。こうしたなかなかわからないような場所に無造作に置かれた荷物にまで細かな時代背景やこだわりがあるのがディズニーらしさ。そんなところもじっくりゆっくり見ながら楽しみたいものですね。
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