「しゅくだいやる気ペン(仮)」 ©コクヨ

勉強や仕事をしていて、成果が見えるとやる気が出たりするものですよね。

特に小学生や中学生は日々の宿題や試験勉強などで、やる気を維持するのが難しいことも。

そんな子どものやる気をサポートするIoT文具「「しゅくだいやる気ペン(仮)」をコクヨが開発し、商品化に向けて、8月31日(金)までクラウドファンディング「Readyfor」で資金調達中です。

「しゅくだいやる気ペン(仮)」ってどんなもの?

しゅくだいやる気ペン Youtubeより ©コクヨ

いつもの鉛筆に加速度センサーとBluetoothを搭載したアタッチメントを装着して、勉強を開始すると、筆記の動きをデータ(やる気パワー)として蓄積されていきます。「やる気パワー」がたまったら、専用スマホアプリに流し込むと「やる気パワー」の量に応じて、アプリ内の「やる木」が成長していきます。

「しゅくだいやる気ペン(仮)」は、子どもたちが楽しんで勉強をできるような瞬間を作って、毎日の頑張りを“見える化”し、子どもたちの継続的な学習習慣をつくることを目指したIoTペンです。

「しゅくだいやる気ペン(仮)」を企画した経緯

文部科学省の学習指導要領の改訂による脱ゆとりが進められる中、授業時間だけでなく、宿題など自宅での学習時間も増加傾向にあります。

宿題等の自宅学習は、取り掛かるまでに時間がかかったり、集中力や意欲が続かないといった悩みを親、子ども双方が抱えていますよね。

そこでコクヨは、宿題と書くことには密接な関係性があり、書くことに“楽しさ”を加えることで、子どもが自発的に宿題に取り組めるような工夫ができないかと2016年より企画を開始し、プロトタイプでの実現性を検証してきたのだそうです。

さらに将来的には、たまった「やる気パワー」に応じて、文具などのごほうびに交換できるサービスの実現も検討しているとのことです。

8月31日(金)まで、クラウドファンディグサービス「Readyfor」で、「しゅくだいやる気ペン(仮)」 の商品化に向けて、一緒につくり上げる支援者を募集中です。子ども、お母さん、お父さんの意見を取り入れながら、2019年 春の発売を目指し、本格的な開発を行う予定です。

勉強したことが、その場で「やる気パワー」としてたまるのは、子どもにも視覚的にわかりやすいですね。

自分が頑張れば、どんどん木が育つ。そして、将来的に、プレゼントももらえるようになるかもしれない。このちょっとしたゲーム性が、子どもたちのやる気をグッと引き出してくれるのかもしれません。

<参照>

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。