もっと本を読んで欲しいのに・・・と我が子がなかなか本に興味を示さず悩んでいるママは多いですね。本に興味を示さない理由はさまざまですが、その原因の1つがスマホやインターネットの普及です。
現代は昔に比べ子どもにとって興味を引くものが多く、それは時代の流れで仕方のないことですが、子どもの成長過程において読書は必要であり、読書がもたらすメリットはたくさんあると言われています。
だからこそ、我が子にはもっと本を読んで欲しいというのが親の願いですが、なかなか思い通りにはいかないようです。
ではどうしたら子どもは本に興味を示してくれるのでしょうか。
今回は、図書館の司書さんに子どもが読書をするメリットと、読書嫌いな子を読書好きにするコツについて聞いてみました。
読解力だけじゃない!読書が好きだとこんなにメリットが
やっぱりコレ!読解力がつく
国語、算数、理科、社会・・・どの教科においても問題を読み解く力が必要です。まずは文章を読んで内容を理解できなければ前には進みません。
読書が嫌いな子に多いのが「文字は読めるけれど、読み間違えが多く、間違った理解をしやすい」ということ。外国語に比べ日本語は複雑で、1文字読み間違えたり、読み飛ばしたりしてしまうだけで違う解釈が生まれます。
しかし、日頃からたくさんの本を読んでいると、正しい解釈ができるのは勿論ですが、万が一読み違えたとしても、文章の流れから間違えた解釈を修正しやすいのだと司書さんは言います。
ボキャブラリーが豊富になる
ボキャブラリーが豊富な人は、賢く頭の良い人だという印象を受け、一目置かれやすいものです。ボキャブラリーが豊富な人が必ずしも読書が好きかと言えば、そうとは言い切れませんが、やはり幼少期から本に触れる時間が多かった人の方がその傾向が高いと言われています。
子どもは成長すればするほど、さまざまな人間関係を経験していきますが、その過程においてボキャブラリーが豊富だと、相手に自分の気持ちを的確な言葉で伝えやすく、良好な人間関係を保ちやすいのだそうです。
勉強がスムーズに進む
日頃から読書をしていて、ある程度の読解力があれば、たいていの子どもは自力で勉強を進められると司書さんは言います。
勉強中「これ何て書いてあるの?」「意味が分からない」といちいち親を呼ぶ子どもはいますが、それは読解力がない証拠。
なかなか自力で宿題が出来ないと思った時は、ひたすら問題を解かせるのではなく、もっと簡単に読めて簡単に解ける問題をやらせたり、本に興味を持たせてあげ、読書をする習慣をつけた方が良いそうです。