いかがだったでしょうか。LinQ通常公演レポ。今回強く感じたのは、LinQはまだまだ本当に発展途上のグループだな、ということです。これは悪い意味ではなくて、だからこそ面白い!ということなんですね。本当に試行錯誤しながら、パフォーマンスの出来にブレもありながら、しかし精一杯一つ一つの舞台を踏んでいる、という印象でした。これからの成長に期待大ですし、成長を追いたいと思うのは、やっぱり楽曲のよさや、メンバーのキャラクターの面白さが大きいのかもしれません。ではでは、最後になりましたが、統括プロデューサーのTOMYさんに直撃インタビュー!福岡がご当地アイドル激戦区となった理由や、サイン会でループが起きにくい理由が、今明らかに…!
――TOMYさん、LinQをはじめ、福岡にはご当地アイドルが乱立しています。なぜ福岡にはご当地アイドルが増えたんだと思われますか?
TOMY「もともと芸能が盛んな土地なんやね。川上音二郎さんって知ってます?博多出身で、オッペケペー節で一世を風靡したんですわ。新派演劇の草創期の人でもあるね。音二郎さんと一緒にやっていた人たちの子孫がいっぱい住んでいるから、福岡は芸能に対して意識が違うんですよ。1970年代ぐらいから、めんたいロックっていうムーブメントもあったでしょう。サンハウス、ルースターズ、ARB、ロッカーズ…当時は福岡にバンドやってるやつがいっぱいいたんです。すごいバンドがそこらへんを歩いてたんですよ。めんたいアイドルなんて言って、その頃の曲をカバーさせるのも面白いかもね。」
――激戦区になるには、それなりの歴史的な経緯があるんですね。でも、地方都市にこんなにたくさんのアイドルグループがいて、成り立つものなんでしょうか。
TOMY「福岡はね、景気低迷の影響を受けていないんです。東京よりもアジア諸国に地理的に近いじゃないですか。中韓から来てるお客さんが多いから、消費が落ちていないですよ。でも、中華街がないし、コリアンタウンもない。なんでかって言うと、コミュニティを作らなくても大丈夫なんです。福岡の人間は、いろんなものを受け入れるんですわ。福岡の人間は、東京のものも、大阪のものも、なんでも受け入れる。どちらの街からも距離があるからかも知れんね。受け入れ態勢がすごいんです。つまりね、福岡の人間は、基本DDなんですわ(笑)」
――なるほどー!だからいろんなグループを見に行くのが後ろめたくなかったり、サイン会でいろんな人に並ぶっていうのが当たり前だったりするんですね。勉強になります!最後に、何かLinQの面白エピソードを一つ!
TOMY「あーたんね、坂井朝香。結構しっかりしてるところもあるんですよ。ご飯の取り分けなんかは率先してやってるし、荷物の積み込みとかも仕切ってる。でもね…あいつはすごいんですよ。大分公演でね、「あいうえお作文をやりたいです!」と言い出すから、「おういいぞ、やってこい!」と送り出した。MCで、いよいよあいうえお作文をやるって段になって…。
「あさかの「あ」!今日は大阪!」
ここ、大阪じゃなくて大分!そもそも「あ」から始まってないし!みんなコケました(笑)」
いやー、あーたんさすがです(笑)。というわけで、以上、LinQ通常公演レポでした!LinQ以外にもいろいろと個性的なグループがいる福岡の街、また絶対に足を運びたい!広く深く、そして今本当に熱くなっているアイドルシーン、これからも探訪していきますよ!
<LinQ今後のスケジュール>
1月21日 LinQ公演 13:00 17:00 天神ベストホール(ベスト電器福岡本店)
1月22日 LinQ公演 12:30 16:30 天神ベストホール(ベスト電器福岡本店)
2月29日 3rdシングル 「さくら果実/Sakura物語」発売
3月 1日 東京初!全員集合ワンマンLIVE 「LinQ、襲来」 18:30 代官山UNIT