精神科医が見る悪役の過去と未来とは
ディズニー・チャンネルから生まれた新しい悪役たち。名越先生が精神科医としての視点から彼らの過去と未来を想像しました。
まずは『なんだかんだワンダー』のヘイター。自己中心的でわがままな絶対悪の象徴にして事象「宇宙の支配者」という典型的な悪役です。
彼は大変な怒り性ですが、本当は心が満たされずワンダーを羨ましいと思っている寂しがり屋。心理学的に怒り性の人は寂しい過去があると言い、ヘイターも親から見捨てられたりした過去があったはずだと想像しました。
また、ヘイターはスニーカーを履いています。これは子供時代の満たされない思いを象徴したものだと言います。
今後、ヘイターの寂しい過去が垣間見えてくるかもしれませんね。
『ハイ・ホー7D』のグリムとヒルディも今後変わってくると想像し、特にグリムはこれからのエピソードでキャラクターとして完成されていくと予想していました。
テレビシリーズならではの面白さ
テレビシリーズは映画と異なり新しいエピソードがどんどん追加されていくもの。ディズニー・チャンネルアニメーションでは展開に合わせて人間関係が変わっていきます。
名越先生のおすすめは『なんだかんだワンダー』の5話以降。主人公ワンダーと相棒シルヴィアの対応が徐々に変わっていくのが見どころだそうです。
ディズニーアニメーションのより新しい地平が見えるのではと述べていました。
そしてテレビシリーズの魅力、それは一話が終わってもまた続きが観られる喜び。“見るとHAPPYになれる”魔法は次の放送まで継続し、それは子供が「テレビを観た後の宿題」をする動機になります。
子供が楽しむだけでなく、大人も楽しめる要素が散りばめられたディズニー・チャンネルアニメーション。親子で一緒に楽しみながら学んでいくことができる、ディズニーの魅力が詰まった面白さがあります。