二つ目は、直営とフランチャイズの違いについてです。米国のパークのように、スターバックスとライセンス契約を結んでフランチャイズ店舗を作ると、スターバックスへ売り上げに応じたロイヤリティーを支払わなくてはいけません。

また先ほども触れたように、東京はディズニーとの契約にもとづいたフランチャイズのパークです。

オリエンタルランドは売り上げに応じてディズニーへロイヤリティーを支払っているのですが、チケットの売り上げよりも、グッズやレストラン、カフェなどの売り上げのほうが、ロイヤリティーが低く設定されています。

つまり物販を強化すればするほど、利益が大きくなるのです。そんな東京で利益をみすみす逃すスターバックスの出店は考えにくいのです。

三つ目は、すでに東京のパークのコーヒーは美味しいということです。米国のパークではネスレの安いインスタントコーヒーが提供されており、その評判が良くなかったことからコーヒーの強化に踏み切ったと書きました。

東京の場合、UCCのコーヒーは美味しいですし、独自のドリンクブランドである「D's Delights」も展開されています。スターバックスのブランド力に頼らなくても、十分売り上げは高いと思われるのです。

 

2012年9月に導入されたドリンクブランド「D's Delights」。様々なタイプのドリンクが登場しており、ゲストからも人気を集めている。©Disney

米国のディズニーパークで進むスターバックスの出店。コーヒーもディズニーパークにとってはかなり重要な体験の一つになっています。米国のディズニーパークへ行ったときには、ぜひスターバックスを訪れてみてはいかがでしょうか。

 

★ディズニー最新記事 & パーク関連速報ニュースを、フォローして受け取ろう

 

東京ディズニーリゾートや海外のディズニーパークをはじめとして、ディズニーに関する様々な情報を皆さんへお伝えします。はてなブログ『舞浜新聞』(maihama.hateblo.jp/)では、様々な切り口で記事を書いています。よろしくお願いします。

「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます