生活の中から見直せること

食器洗いはこまめにしない!?

洗い物をためるのがイヤで、ちょこちょこ食器を洗ってしまっていませんか?

「脱脂力の強い食器用洗剤」「手が濡れている時間の長さ」「皮脂を奪うお湯」など、手荒れを招く3点セットが揃う食器洗いは、手へのダメージの高い家事ランキングでぶっちぎりに1位なのです!

料理をすれば、汚れた食器は出るもの。そこで、家事と美肌を両立させるには、使い捨てのビニール手袋を使ってのお皿洗いをおすすめします。

ゴムだとどうしても中が蒸れてしまうし、何度も使ううちに雑菌も繁殖してしまいますからね。使い捨てなら、その心配はいりません。

どうしてもゴム手袋を使用する場合は、必ず中に綿やシルクの「ムレを吸う」手袋をつけてください。

食器洗いはこまめにすると、手袋をするのが面倒になってしまいますから、なるべくまとめて洗ったり、手袋をしないなら、皮脂を奪うお湯の温度をぬるま湯にするなど、気をつけましょう。

気をつければつけるほど、数十年後に違いがはっきり出てきますよ。

日焼け止めは強ければ強いほど肌には負担

毎日外出する人も多いと思いますが、気になるのはむき出しになっている手などの日焼け。

紫外線対策に、強いSPF値の日焼け止めを塗りまくっていませんか?

市販されている日焼け止めに入っている紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して熱エネルギーに変えることで肌を日焼けから守るのですが、それは、熱の発散時に肌から水分を奪うということなのです。

当然、お肌は乾燥してしまいます。乾燥した手は美肌の大敵。

日焼け止めを選ぶなら、紫外線吸収剤ではなく、紫外線散乱剤の入ったものを選びましょう。肌への負担を減らすことができます。

爪の切り方を見直してみる

「年々、爪のサイズが小さくなっている」という方、もしかしたら、爪の切り方に原因があるのかもしれません。

爪は繊細な指先を守る大事な部分。先端の白い部分まで切ってしまっていたら、それは切りすぎです。

手のひら側から見て、指からちょっと爪がのぞくくらいを目安にしてください。

すきま時間にできるハンドケア

手はもともと心臓より下にあるため、むくみやすい部位です。疲労がたまったり、睡眠不足が続いたりで血流が悪くなると、だんだんくすんできます。そうなると、それまで目立たなかったようなシミやシワがくっきりと強調されてしまうのです!

疲れてきたと思ったら、手もくすみはじめているはず。

そんな時におすすめの、数分でできる「血行をよくするハンドケア」のやり方をご紹介します。

用意するものは、綿素材のタオル、クッション。

  1. まずタオルをぬらしてラップに包み、電子レンジで30秒から1分ほどあたためてホットタオルを作ります。タオルを広げて、熱すぎない温度を確かめてくださいね。
  2. 仰向けに横になり、おなかにクッションを置き、その上にホットタオルを載せた手を置きます。手を心臓より高くすることで、血流効果が高まります。
  3. タオルがぬるくなったら終了です。

週1、2回でふっくらハンドを目指せますよ!

ネイルサロンやエステに行かなくても、美しい手やネイルを保つために、適度な油分を取り、バランスのよい食事を心がけるなど、日頃からできることはあります。

忙しいからこそ、正しい知識とケアの方法を身につけて、いつまでもキレイでいたいですね。

メイクアップアーティスト。22歳で、日本育ちのフランス人。化粧品やメイクに関してはもちろん、美容に関する情報も発信する。「とまり木のコラム」の美容・ヘアメイクコラムを担当。