小さな運河とジェラトーニ

©Disney

冒頭で紹介したとおり「リストランテ・ディ・カナレット」は、ヴェネツィアを模した小さな運河沿いに建造されています。

その運河の名前は「パレッツォ・カナル(Palazzo Canal)」。イタリア語で「邸館の運河」。小さなカナルと呼ばれたカナレットの本名"カナル(Canal)"とは、運河という意味を持っています。

限りなく現実に近い空想画を得意としたカナレットの絵が、ヴェネツィアを模した東京ディズニーシーに飾られていること、そこに流れる小さな運河とカナレット…思わずクスッっとしてしまいませんか。

カナレットの絵画の他にも、パレッツォカナルには古き良きヴェネツィアへと導く様々な品が設置されています。

冒険とイマジネーションの海へ 東京ディズニーシーは、世界につながっているのです。

2014年春に、このパレッツォカナルで新しいディズニーキャラクターが誕生しました。

彼の名前は「ジェラトーニ」。ジェラトーニは小柄な芸術家の猫で、ダッフィーの新しいお友達です。

この街がパレッツォカナルだったからこそ、このキャラクターが生まれてきたのでしょう。

 

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私が感じるカナレットの作品の魅力は、写実性と明暗による演出、風景の正確さと描かれた物語。

ヴェネツィアに模して作られたパレッツォカナルが写実ならば、ジェラトーニは演出。

「リストランテ・ディ・カナレット」やパレッツォカナルに設置された工芸品に心惹かれるように、ジェラトーニがどんなキャラクターとして成長していくのか、どんな物語を生み出すのか、私はどうしてもワクワクしてしまうのです。

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