逆転の発想で「絶対に使いすぎない」クレカ

クレジットカードといえば、カードごとに「利用可能額」があって、その範囲であれば利用は自由です。そのため、油断すると使いすぎの心配がありました。

しかし、「自分の銀行口座の残高=利用可能額」になるため、絶対に使いすぎることができないわけです。これは逆転の発想といえます。

 

クレジットカードの支払いにいつも苦労している、という人は、利用を切り替えてみてはどうでしょうか。切り替えのタイミングは「今までのクレカの支払い」と「VISAデビット利用の引き落とし」が同じ月に発生しますので、ボーナスが入ったタイミングがいいかもしれませんね。

銀行のキャッシュカードがそのまま支払いに使えることもある

ところで、このデビットカードという仕組みは、銀行のキャッシュカードをそのままお店で提示、今ある残高から引き落とす仕組みとして昔から使われています(Jデビットという)。

銀行に実際にある残高以上の買い物ができないことや、買い物をした瞬間に銀行から引き落としが行われることは同じです。現金不足に気がついて、お店を出てATMに並び、またお店に戻るような手間を省くことができます。

ただしデビットカード対応のお店でしか利用できないことと、クレジットカードのようにネットショップなどでは使えないことがネックで、今回クレジットカードのように利用できる仕組みができた、というわけです。

Jデビットが利用できるお店を覚えておくと、「現金が足りないので一度ATMでお金をおろして、またお店に戻る」という手間を省けて便利です。新宿駅近辺では、例えば紀伊國屋書店、京王百貨店や小田急百貨店、ドン・キホーテ、ビックカメラやヨドバシカメラで利用できます(新宿店以外も利用可能)。

デビットカード(Jデビット)のロゴがレジの周囲にあれば利用可能なサインなので覚えておくといいでしょう。

やまさき・しゅんすけ 「人生の幸せの問題は、たいていはお金の問題である」という考えのもと、お金と幸せについて考えるファイナンシャル・プランナー(FP)。公的年金制度・退職金制度、投資教育が専門。Twitterでは毎日一言「お金の知恵」をツイートしてます。副業はオタクで、まちあるき、アニメとコミック、ゲーム好き。所属学会は東京スリバチ学会と日本年金学会