さあ、まずは試しに前歯につけ爪を付けてみたいと思います。
前歯は歯の中でも他人から最も見られる場所ですからね。これは試しがいがありそうです。
そんでもって強力接着剤を使って前歯につけ爪を接着した結果、
僕の前歯はこんな感じになりました。
ちょっと、おい、待てって。一気に胡散臭い奴になってんじゃねーか。
圧倒的なサブキャラ感に加え、語尾に必ず「ゲス」と付けるタイプの奴じゃないですかこれ。
オシャレからはあまりにも遠い結果です。
…とはいえ、これは前歯だけが目立ってしまったことが原因。全ての歯につけ爪を付ければ、この問題は解決するでしょう。
というわけで、僕はこの胡散臭さから逃れるため、急いで全ての歯につけ爪を付けることに。
その結果、こんな感じになりました。
だぁーっはっはっはっはっは!!!
ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチ!!!!
…見てくださいこの圧倒的な「ガハハ感」。
ただ歯が大きいだけなのに何もかもが豪快に見えます。
こいつならばクルミを殻ごと食べ、クシャミで山を割り、神経衰弱では床ごとめくって勝負をつけることでしょう。
そして、これはあくまでもつけ爪なので、マニキュアを塗ることも可能。
ビーズを付けるなどすれば「デコっ歯」として視線を独り占めすることも可能でしょう。
これならいくら服装がダサくとも、十分オシャレという事ができるのではないでしょうか。
ちなみに、この状態でリンゴを丸かじりすると、
全部持って行かれるので、そこだけは注意してください。
…さあ、そんなわけで、世界一美しい歯を我が物にした僕ですが、この美貌を自分だけの物にするというのも罪というもの。
そこで、この様子をポストカードとして印刷して、実家の母親に送ることにしました。
設定ミスで横に伸びてしまいこそしましたが、歯の美しさは伝わるので良しとしましょう。
一人暮らしをした息子が、しばらく見ないうちに美しくなっている上に横に伸びている事を知ったら母も喜んでくれるはずです。
そして、早速ポストに投函。
…はたして、母は喜んでくれるのでしょうか。