お母さん大学のアイディアや協力体制がベースになっているそう

「母力ひがしとつか」のコンセプトは、子育て中のお母さんの笑顔にとことんこだわり、お母さんの思いを形にすること。子育て中のお母さんの多くが抱く悩みといえば、

・不安なことが多いけれど周囲に相談できる人がいない
・子どもを預けたいときや、病気になってしまったときに頼れる人がいない
・一日中子どもと二人っきりで過ごすと、孤独を感じてしまう
・子育てに追われて、自分のやりがいや生きがいを見失っている

などがあげられる。
公園やイベントで積極的にママ友を作り、子育てを楽しめる人もいるだろうが、それがなかなかできないという人だって多いはず。

 

さまざまな工夫がされたマンション!

「母力ひがしとつか」はそんなお母さんたちの悩みを解消できるよう、さまざまな工夫を凝らしているのだ。それでは、その具体的なポイントを紹介しよう。

ポイントその1.
個々のプライバシーを守りつつも、入居者同士のコミュニケーションを大切にする住まいを実現。気軽な声かけや交流の中で、信頼をはぐくむことができる。

マンション内には居住者が自由に利用できる中庭や、情報交換&交流の場「お母さんステーション」を設置。子どもたちを庭で遊ばせながら、お母さん同士は気軽におしゃべりをすることができる。

1階部分は中庭を通って玄関へ行くという設計になっている。外廊下に面した広めの土間空間は、ベビーカーなどを置いたり、昼間は建具を開けて居住者同士の交流の場にも。もちろん、夜は建具を閉めればプライバシーを守ることができる。

 
 

「母力ひがしとつか」よりも先にオープンした「母力むさしの」で実施したアンケートによると、実際にマンション内のママ同士が仲良くなり、子どもを預けあったり、洋服を交換したり、LINEグループを作って情報交換などを行っているそうだ。

 

入居の際には子どもがいる・いないは関係なく、「住民憲章・子育てクレド」に同意することが必須条件となる。「クレド」とは約束や信条を意味するラテン語で、子育てクレドに同意しているということは、「入居者同士がコミュニティや信頼関係を積極的に育む」ことに賛同しているという証。

つまり、入居者は仲良くなることに対してウエルカムなので、お互い遠慮せずに話しかけることができるのだ。