<横浜のココがキニナル!>
戸塚区妙法寺の隣、名瀬通りに面して建築中のマンション「母力」。単なる賃貸マンションではなく、子育て拠点だって本当?(あおまみさんのキニナル)
※本記事は2014年10月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。
キニナル投稿が寄せられた当初は建設中だったマンション「母力(ぼりき)ひがしとつか」だが、2013(平成25)年4月からすでに入居がスタートしている。一見すると普通の賃貸マンションのようだが、ここは旭化成ホームズ株式会社がプロデュースする「子育て共感賃貸住宅」なのである。
「子育て支援」とはまた異なり、「子育て共感」とはやや聞き慣れないフレーズだが、きっと普通のマンションとは違って、さまざまな特徴があるに違いない。キニナル子育て共感賃貸住宅の実態を探るべく、ライター・中原が現地に向かう。
にぎやかな東戸塚駅から離れ、のどかな住宅地へ
JR横須賀線東戸塚駅からバスに乗ること約5分、名瀬通りに面した「母力ひがしとつか」に到着。駅からやや離れているものの、そのぶん周辺にはのどかな雰囲気が漂っており、すぐ隣にある妙法寺の豊かな緑にも心が癒される。
「母力ひがしとつか」の外観は、普通の賃貸マンションと特に変わった様子はない。しかし戸数が多いだけあって、敷地全体はなかなかの広さがありそうだ。
今回取材に対応してくださったのは、旭化成ホームズ株式会社の玉光(たまみつ)さん。
まずはこの「母力ひがしとつか」のコンセプトをざっと説明していただく。
旭化成ホームズ株式会社では、自社が管理・運営する物件をただの賃貸物件ではなく、付加価値を加えてオリジナリティのある物件に進化させることに注力している。その取り組みの一環として、「子育て中のお母さんを幸せにできる住宅をつくろう」というプロジェクトがスタートした。
「母力」は2012(平成24)年10月、東京都武蔵野市に第1号となる「母力むさしの」が誕生し、東戸塚の物件は2棟目。今後は東京都内と千葉県に建設予定という。
そこで旭化成ホームズが協力を依頼したのが「お母さん大学」。お母さん大学とは、母親であることの喜びや子育ての素晴らしさを伝えるために、お母さんたちへの情報配信や交流会・勉強会などをメインに活動する団体だ。