鎧武者に親近感がわくなんて! どこか他人事でない鎧兜の人たち
野口哲哉「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」
7月13日(金)~9月2日(日) / 東京都 / ポーラ ミュージアム アネックス
表情豊かな鎧姿の人物を制作し、国内外でも人気のある若手作家・野口哲哉氏の展覧会「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」が7月13日(金)より、銀座・ポーラ ミュージアム アネックスで開催されている。
「鎧兜」と聞けば、通常は美麗かつ猛々しい武士のイメージにつながりるはず。しかし、野口氏が制作している人物像はまるで日常のひとコマのよう。
たとえば頬杖をついたり、棒立ちのまま空を見上げたりしている。その姿は楽しそうにも悲しそうにも感じられ、すなわち見る人の気持ちを投影する余白を感じさせるのだ。
不思議な佇まいと、纏う鎧兜の精巧さが織りなす作品は、どこか他人事には思えないペーソス(哀愁)と、思わず微笑んでしまうユーモアが同居していると言える。
「武士の心を知る前に、人の心を知りたい」という気持ちが込められた野口氏の作品には、想いにふけったり、喜んだり、傷ついたりと、日々を懸命に生きる我々と同様の感情が息づいているのだ。
※本展では、ポーラ・オルビスグループの商品にちなんだ新作を含む約50点を展示予定。
「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」
◆会期
2018年7月13日(金)~9月2日(日)
※会期中無休 / 入場無料
◆開館時間
11:00~20:00 (入場は19:30まで)
◆会場
ポーラ ミュージアム アネックス(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)
◆主催
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
紹介者コメント・イベニアスタッフ
「鎧兜をまとっているだけで、中身はどこかで見たようなオジサンに感じられます。実際の武士も戦場を離れたら、ひょっとしたらこんな表情であったかもしれません」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
(2018/6/20 時点の情報)