冬は、乾燥による肌トラブルが深刻な悩みだという人が多く、特にもともと乾燥肌の人にとっては過酷なシーズン。寒いからと暖房をつけると、乾燥も気になります。

また朝晩の冷え込みが激しくなり、暖房を切って布団に潜り込んでも寒い…なんてことも多くなってきました。そのため、ついつい部屋が温かい状態のまま寝たいと考えてしまいますが、暖房をつけたままだとかえって眠れないなんてことも…。

そのためにも知っておきたいのが、温度と湿度のコントロール! 今回は環境づくりをテーマに、「睡眠」と「美容」に快適な温度と湿度を探っていきたいと思います。
 

温度と湿度、睡眠と美容に関係あるの?

湿度は、対極にある乾燥を防いでくれます。美容の大敵であるすべての肌トラブルの元凶と言っても過言ではありません。湿度を味方につけることで、お肌の水分をしっかり守ってくれるのです。

温度も、乾燥に関係しています。たまに暖房で部屋を温めすぎて、肌にほてりを感じることってありませんか? その時、お肌の水分は蒸発していっています。だからといって、暖房を切っても、寒暖の差をつけてしまい、肌に余計な負担をかけてしまうことになりかねません。
お肌のためにも、温度と湿度は大切だとお分かりいただけたでしょうか?

更に、気持ちよく眠るために適している温度は、おおよそ18度と言われており、湿度は50~60%がちょうどいいそうです。
 

快適な睡眠と美容のための「温度」とは

部屋を暖かくしすぎて喉がカラカラ、手がカサカサ。そんな経験はありませんか? 美容にも、睡眠にも、ベストな室内環境を温度から調整していきましょう。

まずエアコンの温度設定は、18度から23度くらいにしてください。外気からの影響もあり、リモコンで指定している温度と多少変動することもありますからね。また使い過ぎは乾燥を進めてしまうことになりかねませんから、寝るときはタイマーを忘れずにかけるようにしましょう。

エアコンを使っていない方は気温計を購入し、寝室やリビングに設置して確認するようにしてください。思っている温度よりも冷えているのであれば、暖房やストーブを増やして室内温度をあげてもいいですし、カイロや湯たんぽで足先や指先を暖めるだけでも違いますよ。

睡眠前には、布団内温度を意識しましょう。理想は33度くらいです。寝具が冷えていると入った瞬間に血管は縮まってしまい、眠りに入るのを妨げてしまいます。事前にアンカや電気毛布、湯たんぽを使って温めるようにしましょう。いつもよりスッと眠りに入ることが出来るはずです。