メインステージにNegicco登場! アルバム曲で力試し

TIF2018最終日となる8月5日は快晴、かなりの酷暑になりました。少し歩くだけでも汗が吹き出します。そんな中、Negiccoが最初に立ったのはTIFのメインステージ、HOT STAGE(Zepp Divercity)でした。2011年まで、なかなかタイミングが合わずにTIFに出場できなかったNegiccoが、いまや当たり前のようにメインステージに立っていることに、大きな成長を感じます。

この日も、おなじみの『Make Up Prelude』から始まり、3人が登場。しょっぱなの『Never Ending Story』から、続いて『キミはドリーム』という流れは、最新アルバムの収録順と同じ、さらに言えばまつり湯イベントと全く同じ曲順でした。


個人的には、この曲順に、ニューアルバムに収録された楽曲を自分たちの戦力としてモノにしようとする意志を感じました。今の自分たちの武器で勝負する!という宣言のようにも感じます。Negiccoの貪欲さと真面目さ、そしてアルバムへの愛情を感じます。

まさかの大苦戦?!それでもNegicco楽曲は無敵!

さらに続いて、人気曲『さよならMusic』へ。実は、ここまでで気になったことがひとつ。歌声が本調子ではないんです。アイドルフェス出演の緊張なのか、はたまた体調不良なのか、いつもの安定感がありません。全力投球でダンスしているだけに、大勢のお客さんの前で最高のハーモニーが表現できないのは、なんだかもどかしく感じました。

次に披露されたのはアップテンポな『15』(いちご)。さらに投下されたのは『トリプル!WONDERLAND』。ここでイントロからかなりの歓声が上がっていたので、Negiccoファン以外の方にも聞き覚えがあるのでしょうか? ついにフェス用の武器を取り出した!という展開に、会場は大爆発!

さらに続けて、必殺技級の破壊力を持つ『ねぇバーディア』へ! やっぱりNegicco楽曲は凄まじい威力があります。フェスのメインステージということもあり、「Negiccoを初めて見た」という方も多かったと思いますが、そんな方にも15年間の説得力を見せることが出来たように思います。同時に、歌声については本当に残念です…。次のステージは、どうなるんでしょう?

夜空のステージにピッタリのあの曲を披露!

TIF2018もそろそろフィナーレの時間が近づいてきました。Negiccoの2ステージ目にして最後のステージは、TIF名物の天空舞台「SKY STAGE」の大トリです。空はどんどんと暮れていき、暑さもひと段落。いつの間にか夜景が目の前に広がっていきます。さて、この空間を、Negiccoはどんな色に染めてくれるんでしょうか。

『Make Up Prelude』に続き、朱鷺メッセでも披露されなかった『Tell me why?』へ。ニューアルバム曲の中でも、エレクトリックなアイドルポップスとして独特の輝きを放っていた楽曲です。この曲を、夜のフジテレビをバックに披露するなんて、なんとも心憎い選曲!

続いては『そして物語は行く』、そして『ノスタルジア』へ。新アルバム曲が、着々とNegiccoの血肉となっていくのを感じます。これまでは朝のさわやかさを感じる楽曲群だと思っていましたが、夜景の中で聴くのもまた一興です。やはり今回のステージも、ニューアルバムからの楽曲で攻めています。ここにも強固な意志を感じました。

熱望していたSKY STAGEの大トリ、どう締めくくる?

さて、MCが入ります。Nao☆さんは、TIFに出演する中で、SKY STAGEのトリを務めてみたいという気持ちが芽生えていたこと、そして、今回それを務められて嬉しい、と語られていました。野外ステージ「SMILE GARDEN」のトリをとったのも最高でしたが、今回もNegiccoの歴史に残るステージに残りそうです。

そして、「最後の曲は、少し下がって、座って見て下さい」と。ファンの皆さんが座る中、Meguさんが「なんだか私たち、花火大会の花火みたいだね。ドーン!って、誰も見てない!」とノリツッコミする一幕も。完全に、調子が戻ってきています!

「緊張しすぎて手が震えてる」と話すKaedeさん、緊張を和らげるために、お互いに背中をたたき合うNao☆さんとMeguさんは、言葉と裏腹に笑顔です。先ほどのHOT STAGEに比べて、3人とも、それぞれのMY COLORを取り戻しているように感じました。「緊張している」と言えること自体、少し緊張が和らいでいる証拠なのかもしれません。